筋力トレーニングというと、逞しい身体を作る目的で行うものという一般的なイメージがあると思いますが、
今の時代、他のスポーツ競技選手達が様々な目的達成のために、取り入れているトレーニングと言えると思います!
勿論、そのスポーツ競技の特性に合わせて、瞬発系、持久系などの機能向上、またはウェイトコントロールなどの一環として行う目的も様々なのですが、
もう一つ、意外と知られていない目的として、取り入れられていることをご存知でしょうか!?
そこで今回は、その、もう一つの目的について、ご説明していきたいと思っております。
★筋力トレーニングの隠れた目的 その一 シンメトリーとは!?
このシンメトリーとは左右相称、つまり軸を中心として左右、上下ともに均整の取れているとう意味を表します。
よく肉体美を競うボディビルやフィジーク競技の審査基準には、均整美(シンメトリー)という項目があり、これは身体の中心軸から左右の筋肉が、バランス良く発達しているかというのが審査されるという訳なんです。
これは例えば、右肩が左肩に比べ異常に発達しているとか、左右の胸部、腕部なども同じように、筋肉の付き方にアンバランス差が無いかと項目です。
それらを各選手が、鏡等に映る姿を見ながら、不自然な部位を克服するように、日々トレーニング内容を変えていく訳なんです。
但し、ある部位だけは難しいことがあります?
その一つが“腹筋“です!
この腹部は、腹直筋という筋肉の名称になるんですが、この部位は生まれつきの形というものがあり、よくシックスパックというように、凹凸が6つにくっきりと分かれているものもあれば、
4つにしか見えない場合、また、左右の凹凸が上下にずれるようになっている場合もあり、これらの形は後天的なトレーニングで変えることは出来ないことになるのです。
★筋力トレーニングの隠れた目的 そのニ シンメトリー乱れの原因とは!?
各種スポーツには、一つの動作(動き)を繰り返し行う競技が存在します。
ゴルフ、ボウリング、弓道など、一方通行の動きが続く競技特性です。
管理人が、長年行っているゴルフという競技も、一方通行の動きを常に繰り返すことになり、ある意味、身体の偏りが出てしまう可能性があるスポーツと言えます。
また、それらを認知せず、長年同じ動きばかりをやっていると、左右の筋力レベルのシンメトリーが崩れてしまい、それによる怪我や故障等が起こったとしても不思議ではありませんね💦
★筋力トレーニングの隠れた目的 その三 筋力トレーニングは身体のバランスを整える!
結論から申しますと、筋力トレーニング実践者は筋力バランスが整う傾向にあります。
その理由としては、フリーウエイトと呼ばれる(バーベルやダンベル)を用いるトレーニングの場合、もし片側(右腕、左腕)の一方が強く、もう一方が劣る場合には、その劣る側の筋力が限界に達したら、その動作は終了してしまいます。
が、そんなトレーニングを繰り返し行っていると、自然にバランスを保つ能力が発揮され、弱い側の筋肉が追い付いて来ることになり、徐々にですが左右差が埋まってくることになるのです。
つまり、筋力トレーニングを実践している方と行っていない方を比べた場合、実践者の方が筋力バランスのシンメトリー化が、自然に身に付いて来るというわけなんです。
ですから、瞬発力や持久力、ウエイトコントロールだけでは無く、競技によって偏りやすい筋力バランスを整える意味で、
筋力トレーニングを取り入れている選手が多く存在する理由の一因という訳なんです!
まとめ
★シンメトリーとは!
中心軸に対し、左右、上下ともに相称している状態のことを表す。審査競技ではシンメトリーが優れている選手は有利とも言える。但し、腹筋などは先天的な構造があることを理解する。
★スポーツ競技には一方通行の動きが存在する!
ゴルフや弓道などは、一方向の動きが主となる。つまり、知らず知らずに過剰なアンバランス差が起こってしまうと、故障、怪我等にも繋がる場合もある。
★一般の方でも、筋力トレーニング実践者ほどバランスが保てる!
筋力トレーニングを行うと、自然と筋力バランスが整ってくる場合がある。つまり、スポーツ選手は瞬発性、持久性の向上も求めるだけでは無く、身体の筋力バランスを保つ目的で取り入れることがある!
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