いよいよ10月5日に、講談社様から会長(金澤利翼)待望の書籍が発売されます!
是非、ご購読くださいます様、よろしくお願い申し上げます🙇今日のテーマ 競技寿命を伸ばす秘訣があるかも知れませんね!
Q:ご質問がございます。スポーツ競技選手の一番力が発揮できる年齢っていつ頃なんでしょうか? 是非、ご教示ください。
A: お問い合わせありがとうございます。まずは競技種目によってピークの年齢は違うと思います。瞬発系の競技は早めの傾向にありますが、持久系の選手はそれより遅くなる傾向にあります。今回は瞬発系の競技に絞ってお答えしたいと思います。
★男性の場合、基本的には25歳〜30歳前後がピークとなる!
個人差は当然あると思いますが、筋力レベルからお話しすると、この20代半ばから30代前半辺りだと思われます。
よく脂の乗り切ったとも表現されますが、このくらいの年齢で多くの競技選手は、一番ピークを迎えるのではないでしょうか!
米メジャーリーグで活躍している大谷選手の年齢が今29歳。今年はWBCから始まり、怪我で離脱する間の活躍は素晴らしいの一言でした。
大谷選手の打者としての直近3年間の成績で、本塁打だけを列挙すると27歳46本、28歳34本、29歳44本(今現在アメリカンリーグ本塁打数1位)3年間で124本と、ピークと言っていいほどの数字です(これは二刀流での成績なのですから💦打者だけに専念したらもっとでしょうから😵😵・・本当に脅威的です)
つまり、この年齢期間にどのくらい高めることが出来るかが、生涯成績を左右すると言っても過言ではありません。
★女性様の場合、ピークは20代前半まで!?
逆に女性の場合は、このピーク年齢が早まる傾向になります。この理由としては身体、体力などの測定値(基礎代謝量、50m走、垂直跳び等)を比べてみると、
瞬発系では、男子が平均17歳がピークであるのに対し、女子は14歳でピークになる傾向にあり、そこに約3年女性の方がピークが早く現れることが分かっているのです。
それらから考えられることは、男性が20代半ばから30歳前後が筋力レベルのピークとすれば、女性は20代前半から20代後半に訪れることになってしまうのです。
しかしながら、持久系の能力は落ちにくい傾向にあるため、そんな種目のピークはそれよりも遅れることは充分に考えられるのです。
★晩年からでも花は咲くことは充分にある!?
では、男女ともピークと言われる年齢を過ぎてしまった場合、伸びる可能性は無いのでしょうか!?
実はそんなことはありません。競技を始める年齢が早い場合にはピークが早めに来てしまう場合もあるでしょうが、
晩年から始めた場合、年齢は重ねていますが、スポーツでの身体への刺激はフレッシュなものになります。
つまり、まだ鍛えていなかった機能には伸びしろがある可能性があるのです!
逆に言うと、長年刺激を与えて体が慣れてしまった場合には、伸びは緩やかになってしまいますが、年齢を重ねていても新しい刺激に機能が反応することはあり得ると思われます。(勿論、若い頃と晩年では伸びには違いはありますが)
つまり、確かに伸びる速度に違いはあるでしょうが、少しづつでも努力することにより、ピークが理論上より遅れて表れることは可能だと感じます。
これから言えることは、確かに理論上のピークは存在しますが、心の持ち様次第でピークが遅れて晩年から成績が出ることはよくあることなのです!
まとめ
★男性のピークは20代半ば〜30代前半!
男性スポーツ選手の場合、これくらいの年代が筋力的に言うとピークを迎える。この時を逆算し、計画的に技術、体力の向上を目指せば生涯成績を飛躍的に伸ばせることも視野に入れる。
★女性のピークは男性に比べ早く訪れる!
基礎代謝量などのピークも、男性との年齢差は3歳前後女性の方が早い。つまり、筋力などの数値も20代前半〜後半までがピークになると考えられている。
★遅いと言って諦めるのはもったいない!
身体は刺激を与えると発達する。つまり、その競技を始めるのが遅かっただけで、刺激がフレッシュだと伸びしろは充分に考えられる。気持ちが後向きにならなければ、向上する可能性は充分にあり得ると思います!
ご拝読ありがとうございました。
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