2022年02月一覧

ウォーミングアップ(準備運動)を短縮したい!



 Q:練習前や試合前、ウォーミングアップをしているのですが、ついつい時間がもったいないので、短時間で効果的に行う方法を教えてもらいたいです!

A:お問い合わせありがとうございます🙇‍♀️

さて、何の競技でもいきなり最初から、100%のパフォーマンスを出せるわけではありませんよね。

特に朝ですと、筋肉の動きや関節可動域も日中よりも狭いでしょうし、競技特性の動きも間違いなくスムーズでは無いのが普通です。でも、時間を掛けたく無いんですよね・・💦

分かりました!😰

でも、まずはウォーミングアップがいかに効果があるかを知っていただくために、ウォーミングアップの目的を理解して頂きたいと思います。

ウォーミングアップの主目的は

1、運動パフォーマンスを練習、試合の序盤から発揮するために!

運動開始直後には、すべて身体が円滑に動くわけではありません。車に例えたら、冬場の朝に冷え切ったエンジンを始動し、いきなり発進すれば車体はスムーズに動きませんよね。

それと一緒で身体を少しづつ動かすことで、徐々に筋肉の動きに円滑さが発揮されます。

2、神経伝達速度を高める

ある程度、身体を動かすと筋温、直腸温などが上昇してきます。それらが上がることで運動神経伝達速度も高まることになります。人間の神経伝達速度は、低体温の蛙よりも8倍も早いことから、ウォーミングアップを行うことにより収縮速度アップにも繋がります。

3、怪我や障害の予防

冷めている筋肉を急激に動かすと、筋肉や関節部などに負担が掛かり、思わぬ怪我や障害を起こす可能性が高まります。

これらのことから分かることは、運動に使われる身体の機能アップは筋温の上昇が大切だということです。

例えばお正月に食べるお餅、真空パックに入っているお餅は取り出すと固く、引っ張っても伸びることはありませんよね💦

それをオーブンやレンジで数分加熱すると簡単に伸ばせるようになります。つまり、これと同じで人の筋温は10分〜15分程度、ウォーミングアップを行うと筋温は約39℃に上昇することが分かっています。

この上昇時間は5分程度で約38℃、10分程度行うと上記の筋温に上昇していきます。

つまり5分〜15分程度軽く走る、もしくは歩く、その場で足踏みでも構わないと思います。

それだけでも、やらないよりは全然身体は動きやすくなるでしょうし、また筋温が1℃上昇すると脂肪の代謝率は約13%上昇するので、体脂肪をエネルギーに変換させたり、筋パワーが増大することも可能です。

従いまして、ウォーミングアップを短縮しながらパフォーマンスアップ、怪我防止を目指すなら、せめて筋温の上昇を目的に行うようにしてください!

怪我や障害を起こしてしまうことは、スポーツ選手では一番やってはいけないことだと思います。ですから、やはりウォーミングアップは入念に行われることをお勧めいたします🙇‍♀️

新たに皆様方からのご質問、ご疑問、お悩み等にもお答えいたしますので、広トレホームページお問い合わせフォームよりお送りくださいませ🤗


試合、試験で少しでも不安を軽減する方法とは!?



 連日、北京冬季五輪では熱戦が続いていますね!

下馬表通りにメダルが獲れた選手、自分の力以上の結果によりメダルが獲れた選手、メダル確実と言われながら獲れなかった選手にしても、競技前に誰でもナーバスになり、少しばかりの不安(結果に対する)はどんなレベルの方にも感じることだと思います。

では、その不安を取り除くには2つの事柄が鍵を握ります。その一つは練習です!

練習は繰り返し繰り返し行うことで、少しでも自分の実力、能力を信じられるようになることです。

不安になるのは結果を求めるからです。誰でも結果を気にしなければ普段通りの力を出すことは出来やすくなります。

だから、これでもか!これでもか!と人一倍の練習を行えば精神的にも落ち着けますし、心を平常に近づける(こんな感じなら大丈夫)働きもあります。

不安は誰にでもあるのですから、それを練習により軽減させることです。

二つ目は実績です。

過去に勝ったことがある!好成績を出したことがあるとそれを思い出して心に安堵感を引き出せます。

また、実績があるという経験は行ってきた練習が効果的であったということを証明することにもなりますので、練習をすることでポジティブな心になることも出来るのです。

鉄は熱いうちに打て!ではありませんが、なるべく早い内に試合、模試などで好成績を出すことで、某野球選手の言葉ではありませんが、自信が確信に変わるのではないでしょうか!

昔から言われているように、練習を一番している選手が強く、はたまた実績がある選手がここ一番でポジティブになれる要素を持っているのです!

練習は裏切らない、流した汗は裏切らないというのは、試合、試験になると誰でも不安になるのは致し方ないことなんですか、それを打ち消せるプラスの思い込みや成功体験をいかに生かして、ポジティブに保つことに尽きると感じますね!


その道のプロになるには!?



 本日、会長(金澤利翼)のTBS系全国放送のTHETIME(MC安住紳一郎アナ)の生放送が広トレにて行われました🤗

2月9日肉の日に合わせて、松阪牛を三重の放送局様がご紹介した後に、広島を代表する肉?肉は肉でも“筋肉”ということで会長に白羽の矢が立ったというわけなんです!

その地元RCCのレポーターとして、花よりガッツでお馴染みの田村友里アナがやって来たわけなんですが、実はお父様は今から20年も前からアマ選手権にて戦ってきた間柄で、シニアプロゴルファーに転向後、アメリカで全米選手権に出場された折、私はキャディをし、ご家族様と共に一緒に渡米した経緯等もあるんです!

また、お爺様、奥様、弟様、また友里様も全員にトレーニング指導したこともある家族ぐるみのお付き合いなんです。

そんな中、彼女は学生の頃からアナウンサー志望で、夢を叶えた彼女の仕事ぶりを見させて頂きましたが、いやぁ、すっかりプロになられてましたね🙇‍♀️

勿論、前もっての台本の流れとかコメントは大体は決まっているものの、リハーサルの時に「ここはこうしよう」とかコメントの変更などがバンバン入り、それを急遽瞬時にかえたりとか、画面で見ると全く分かりませんが、アナウンサーって大変な苦労と重圧が掛かる仕事だということがはっきりと理解できました(^_^;)

今行われている北京五輪でも、ハーフパイプ競技でアナウンサーが(ダブルコーク4040?とかマックツイスト4040?)を瞬時に技を見分けて放送しているのを聞いて、他のスポーツ中継もある中、その競技を研究して語れるようになるためには、それ以前に相当な準備をしているのがはっきりと理解できました🙇‍♀️

やはり、その道のプロになるためには経験と場数と慣れと恐ろしいほどの準備が必須なんだと心から感じましたね💦

ですから、急なアドリブも生放送でも入れつつ、会長が台本通りにならない中笑、まとめることが出来るプロのアナウンサーになったんだと、こちらも我が子のような感覚でとても嬉しく感じましたね🤗

放送終了後にご近所の方々が田村アナに会いに、広トレの前に集まってきた中でもきっちりとお話しをしている姿を見ると、そのご家族様には良い思い出になったと思いますし、益々ファンになるのではないでしょうかね🤗

夢を叶え、その道で少しづつでもプロになっていく姿は、本当に感動しましたし、とても嬉しかったです!

益々、ガッツ満載でのご活躍を祈念したいと思います!スタッフの皆様、友里アナ本当にお疲れ様でした🙇‍♀️

来月よりブログリニューアルつき、新たに皆様方からのご質問、ご疑問、お悩み等にもお答えするジャンルも設ける予定ですので、広トレホームページお問い合わせフォームよりお送りくださいませ🤗


小林陵侑選手おめでとうございました㊗️🎊



 北京冬季オリンピック、ジャンプ競技ノーマルヒルにて小林陵侑選手が金メダルを獲得いたしました㊗️

一回目トップに立ち、重圧が掛かる2回目もきっちりとまとめ、24年前、長野五輪ラージヒルで金メダルを獲得した船木和喜氏以来の日の丸飛行隊の復活劇でした(^o^)(^O^)

下馬評ではメダル有力候補として、名前は上がられていましたが、実際に本番で実力を出し切ることは本当に凄いことで、頭が下がる思いと久しぶりに画面の前で「行け!行け!」と思わず声が出てしまいました笑

総監督の原田雅彦氏も画面越しにもの凄く喜ばれていましたが、それこそ24年前、長野団体金メダルにて映画にもなった感動名場面の選手でしたからね🤗

当時33歳の私もテレビで見ていたことを思い出しました笑!!

悔しい思いも悲しい思いも競技を続けていると当然のように襲いかかってきます。

しかしながら、この瞬間ですべてが報われるわけですから、本当に続けて来て良かったですね!

前日の高梨沙羅選手は惜しくもメダル獲得は成りませんでしたが、10年以上に亘り世界で戦い、ワールドカップにて男女合わせて最多の61勝は色褪せることはありません!

是非、胸を張って次を頑張ってもらいたいですね!

その高梨選手との混合団体に小林選手も気分良く登場できるのですから、是非高梨選手にも団体の金メダルを獲ってもらいたいです(^O^)

また今後、日の丸飛行隊の混合団体とラージヒル、またショーンホワイト選手と平野選手、羽生結弦選手、高木美帆選手、小平奈緒選手と目が離せませんが、益々日本を湧かせて貰いたいですね!

まずは小林選手、金メダルおめでとうございました🎉🎊㊗️

来月よりブログリニューアル新たに皆様方からのご質問、ご疑問、お悩み等にもお答えするジャンルも設ける予定ですので、広トレホームページお問い合わせフォームよりお送りくださいませ🤗


護摩行は野球に有効か!?



 よく燃え盛る炎の前、お経を唱える護摩行というのをテレビ等でご覧になった方も多いと思います。

護摩行というのは、ごく簡単に説明しますと災害や事故を避けるための息災法、学問や健康を祈念する増益法、恋愛などを成就する敬愛法、魔障を除去する調伏法などの目的により行うものなんですが、最近では野球選手の自主トレなどで取り入れている光景で知った方もいるのでは無いでしょうか!

私、スポーツトレーナーとしての見解としては気持ちとかメンタルの改善を求めることとして行うのであれば効果はあると思いますが、実際にこの極限に近く、中盤や終盤に苦しいと感じる競技とはマラソンとか持久的な競技要素がある競技です。

苦しい場面での自分を叱咤する心や本当に無理って思ってからの踏ん張りを力に変えるはそれに近いものが求められると思いますが、野球は瞬発系のスポーツです。瞬発系のスポーツに要求されるのは“集中力”。

すなわち、例えは悪いですが綱渡り的な集中力を要求されることが有効だと感じます。

例えば床にある平均台を5メートル歩く。これは普通の状態であれば殆どの方が出来ると思いますが、これが5階の高さで左右に落ちると大怪我になる状況で行えば気楽に歩ける方は少ないと思います。(勿論、危ないですから絶対にやらないで下さい笑)

ここで要求されるのは無の窮地と自分のやってきた練習(床の平均台を繰り返し何度も何度も渡る※反復練習)を信じる心です!

瞬発系のスポーツはここ一番にいかに集中し、自分の普段の力を十二分に発揮出来るかです!

また理由は他にもあります。火傷は勿論ですが大切な眼を痛める危険性もあります。野球もテニスも卓球も動体視力が必要とされる競技です。

つまり、炎の熱で一時的にせよ大切な眼を乾燥させ、火の粉を浴びるかも知れません。私はそういう危険性があることを知ってから行ってもらいたいです。

勿論、前のメンタルとか気持ちを上げる意味では行うことは必要かも知れませんが、それらの理由により絶対に行う方が良いとは言えない理由と思っていただきたいです。

来月、もしくは再来月よりブログをリニューアルいたします!

様々なことを発信して参りたいと思っております! 皆様方のご参考になりますように頑張って参りますので、ご愛顧の程よろしくお願いいたします🙇‍♀️

その中では新たに皆様方からのご質問、ご疑問、お悩み等にもお答えするジャンルも設ける予定ですので、広トレホームページお問い合わせフォームよりお送りくださいませ🤗