人の身体の関節の中で、一番酷使されている部位はどこだと思われますか?
多分、膝、腰、または肩などが真っ先に浮かぶかも知れませんね。
正にその通りではあるのですが、その中の一つに“股関節“があります。
★股関節は知らず知らずに酷使されている!
この股関節は、身体の胴体部“体幹“と“下肢“を繋ぐ関節で、我々がニ本足で立ったり歩いたり出来るのも、この関節が支点となっているからです。
この股関節の構造を簡単にご説明すると、腰の部位には骨盤という骨が存在し、その両側には凹みがあり、その窪みの部分に大腿骨という足の骨が収まるようになっているのです。
その大腿骨の先端(ボール状になっている)を“大腿骨頭“と言います。
このボール状の大腿骨頭が、丸く球状になっているので、足を前後左右に自由に動かすことが出来るようになっているんです。
★股関節は体重の何倍もの負荷が掛かる!
この股関節は、歩行や立つという動作で必ず使う部位であり、その際に掛かる負荷は体重の約3〜4倍程度と言われています。
さらに走る動作や階段などの負荷が掛かると、4〜8倍という力が瞬間に掛かって来るのです。
★股関節から悪循環が始まる!?
又、股関節に不具合が起こっていると、自然に立位姿勢や歩行時の姿勢に老いを感じられるようになってきます。
例えば、股関節の不具合が原因で腰や膝などに痛みを感じ出すと、行動が自然にかばうようになり、動かすことを躊躇するようになってきます。
つまり、痛いから動かさない、動かさないから運動量が減る、運動量が減るから筋肉が衰える、さらに筋肉が衰えるからさらに他の関節も痛めるという悪循環に陥ってしまうのです。
関節や筋肉というのは、動かさなければ益々動かなくなるもんなんです。
長期入院を経験した方は分かると思いますが、患部が治ったからといって、すぐに前のように動けなくなっている現実があるはずです。
もし、長期的に膝痛、腰痛に悩まれている方で、そこの治療はしているのに一向に回復しない方は、一度股関節を調べて見られてみたらいかがでしょうか?!
実は股関節の不具合よる原因かも知れません!
でも、股関節の不具合は悲観することはありません!
股関節は、他の関節部より治療効果が高いと専門医の方に伺ったことがあります。
もし、そんな症状がある方は恐れずに受診してみたらいかがでしょうか!
ご拝読ありがとうございました🙇