様々な身体の変化を求めて、運動を取り入れている方も多いと思います。
その中で、筋トレという無酸素性運動を実践されている方もいらっしゃるかと思いますが、この筋トレをやるのなら、今一度、見直して貰いたいポイントがございます。
というのも、ほとんどの方が慣れてくると同じミスをしてしまう傾向があるからです。
★筋トレ動作中は筋肉に休みを与えない!
筋トレというと、バーベルやダンベル、マシン、はたまた自体重などを使い、それぞれの筋群に負荷(レジスタンス)を掛けるために、別名レジスタンストレーニングとも言われています。
その筋トレ(レジスタンストレーニング)をやっている方の多くが、キャリアが長くなるに連れ、次第に動作中ターゲットとしている筋肉から、負荷が抜けている現象が多く見受けられます💦
これは、バーベル等を上げ下げする場合に、どちらか一方の動作で、力が抜けている(筋肉から緊張が解ける)と言うことです。
例えば、誰でもそうですが、重いものを挙げようとすると、いかに効率よく、なるべく簡単に持ち挙がる方法はないかということを考える(自然となっていく)のが普通です。
また、10回×3セットと、1セット当たりの回数などを決めていると、その回数をこなすことだけに意識が集中し、筋肉の動きよりも挙上することがメインになってしまいます。
そのような思考になると、回数をこなすために勢いで挙げたり、反動を使うことの方が楽に挙上出来るので、段々とそのような癖が付くようになるのです。
それが、一方の動作(上げる、下げる)で力が抜けることに繋がるのです。
確かに、それらを取り入れると重い重量が挙がりやすくなるために、重さを扱える満足感はあるかも知れません。
しかしながら、反動を使うと一瞬に非常に強い負荷が掛かるようになり、筋肉や関節部などに過剰な負荷が掛かるようになると、怪我の発生リスクが高まることになります。
★筋肉が張る(パンプ感)感覚があるのか、無いのか?
本来、筋トレというのは最初にも述べましたが無酸素性運動になります。
一般の方にも、分かりやすいように難しい表現はやめてご説明しますと、学生の時、体育の時間に徒競走など、全力に近い走りをした後、脚(特に太腿)がパンパンになった記憶があるはずです。
それは、活動する筋中が激しく収縮を繰り返すことにより、酸素を取り入れることが出来なくなり、乳酸という物質が発生した時に、脚等が張った感覚になるのです。
逆に、軽くゆっくりと走る時には、有酸素性運動になるので、筋中に酸素の供給が出来るために、その働きにより乳酸を分解してくれるので、脚がパンパンに張ることはありません。
いつも大磯海岸の辺りで若き日を懐かしく思う・・)
これから言えることは、無酸素性運動である筋トレはこの乳酸が発生させることが、一つの役割でもあるので、運動中に筋肉が張った感覚(パンプアップ)にさせることも必要ということなんです。
この状態にするためには、動作中(上げ、下げ)は筋肉から力を抜かないようにすることが重要で、動作の一方で力を抜いてしまうのは乳酸も発生しませんし、パンプ感も失いますので、実にもったいないということが言えるのです。
つまり、動作は反動を使わずに、両方向ともに重さを感じるスピードで、なおかつ筋肉の緊張を感じながら、動作するというのがポイントになるのです。
勿論、瞬発力をアップしたり、他の目的で行う場合には素早く動作するトレーニングもあるため、すべてではないですが、筋肉に適切な刺激を与えるには、速くよりゆっくりの方が効果的ということが言えるのです。
まとめ
★筋トレ動作中は、筋肉を休みを与えない!
慣れてくると、重さを挙げることばかりに意識が集中してくるため、反動や勢いに頼る場合が多く見受けれます。それよりも、しっかりと鍛えたい筋肉に重さ(負荷)が乗っている感覚を養うことが重要になります。
★筋肉をパンプアップさせるような動作を心がける。
鍛えた筋肉に張りを持たせるには、筋肉の収縮(縮む)と伸展(伸びる)動作中に、筋肉の緊張が抜けないような動作を心掛ける。そのためには速く挙上するよりも、スローな動作を行い、休ませない筋中に乳酸が発生するメカニズムを活用する。よく張る部位は間違いなく発達することが多い!
ご拝読ありがとうございました🙇♀️