運動学一覧

痩身は階段に似通っている理由とは!?

痩せたい!って、心に決意し、食事の見直しや日々運動を取り入れた生活を継続していると、少しづつ結果(体重減)が表れてきます!

体重計の数値が下がったのを確認するだけで、嬉しいものなんですが、残念ながら右肩下がりで減少することはありません・・

★なぜ?体重の減少が停滞するのか?

これを分かりやすく例えて見ましょう!例えば階段を思い浮かべてみてください。

階段には種類がありますよね。神社のように長い階段が上から下まで繋がっている場合や、階段の途中に“踊り場“がある場合など、階段には種類があるのです。

この踊り場の目的は、もし転げた時の転落防止だったり、ひと休憩を入れるため、または方向転換の意味があります。

減量期における階段の踊り場は、転落防止に近い解釈となるのです。

つまり、減量期には食べ物を減らすこと(※無駄な栄養素を減らす)になりますが、そんな状態を続けていると生命維持機能が働く(飢餓に耐える)ようになり、身体が自然に省エネモードに働き、体重の減少が止まってくるんです。

それは長年、人が生命を維持するために備えられた機能と言っても過言ではありません。

これが減量期にも出現するんです!

減量期になると、最初は順調に体重は落ちていきますが、一時すると停滞期(体重の減少が見られない)が殆どの場合出現します。これが階段で言うと踊り場なのです!

但し、その期間でも諦めず、投げやりにならなければまた体重はゆっくり減少してきます。(踊り場の先にはまた下りの階段があるように)

その状態が、普通であると脳が感じるようになると、再度体重は減っていくのです。

ですから、痩身時には階段を下りるように最初は順調に体重は落ちていくのですが、途中、踊り場がありますが、歩みを止めなければ再度下りの階段が待っているわけなんです!

ご拝読ありがとうございました🙇

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初心者の方が痩せるためには有酸素運動なのか!?

有酸素運動の効果は?と聞くと、まず何を思い浮かべられますでしょうか!?

多分、ダイエットに効果がある!とか一番発汗しやすいとか、終わった後に爽快感があるなど様々なイメージがあると思います。

この運動の代表的なものは、ランニング、ウォーキング、自転車、水泳など様々な種目が存在します。

この有酸素運動を行えば、多くの皆様は身体の体脂肪をすごく燃焼出来ると思われているのではないでしょうか!?

この有酸素運動で、体脂肪が燃やせていると思われがちですが、実は消費しているカロリーの半分は糖質(ブドウ糖)なのです。

つまり、体脂肪の燃焼に半分、糖質の燃焼に半分が使われているということなんです。

体脂肪の燃焼には、約7200kcal消費して1kg減ることが言われています。

大体ですが、ウォーキングを約30分程度して消費するカロリーは100kcal程度。それを毎日来る日も来る日も行っても月に3000kcal・・

500g減にも達しません。。

こんな効率が悪いことしますか?

こんなにやってるのに痩せへんのう??

確かに有酸素運動は血流が促進され、身体の重要な下半身を使う運動ですから、運動そのものは素晴らしいですし、効果も認めてはいるのですが、脂肪燃焼(減量)で絞るとこの運動痩せることは決して効果的な方法(労力の割には効果が限定的)とは言えないのです。

こんなこともあります。歩くことが本来好きとか走るのが趣味(地方の小規模なマラソン大会に参加する等)という方が陥りやすいのは、走れば走るほどランナーズハイという状態になっていく傾向があるのです。

これは運動を長い時間行っていると脳内の神経伝達物質エンドルフィンが分泌され、気分が優れ、また次もその刺激を求めるようになってくるのです。

但し、有酸素運動を過剰に行い過ぎると確かに身体は体重は減ってきますが、体脂肪だけでは無く、筋肉も分解されてしまうことがあります。運動も過度に行うと身体にとってはストレスですから、そんなことも起こるわけなんです。

有酸素運動の愛好家の方は、意外とこのように傾向になっていく場合もあるのです。

これらを纏めると、確かに有酸素運動は脂肪燃焼効果があるのは間違いありませんが、

ビギナーの方が痩せたい→有酸素運動では無く、痩せたい→正しい知識(食事の見直し等)→効果的な運動(無酸素(筋トレ等)+有酸素(適度)ということをお勧めしたいと思います。

ご拝読ありがとうございました🙇

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加齢と共に身体が硬くなるのは“酸素“が原因!?

歳を取ってくると、思うように身体が動かなくなって来ることを実感できるようになってきます。。

これは加齢により、様々な身体の機能が低下するのは致し方ないことではあるのですが、実はこの身体がスムーズに動かなくなる一因に“酸素“が関わっていることはあまり知られていません。。

今回のブログでは、このお話しをしてみたいと思います。

★人の身体も機械や器具と同じ!

よく、長いこと使っていない機械や器具を動かすと異音がして、動きがスムーズでないことがありますよね。

これは、ある部品や部分を一定期間動かさないでいることで、“錆“とかが出ていたりすることが考えられます。

実はこの錆ですが、大気中の酸素による“酸化“されたことにより発生するのです。

人間もこれと同じようなメカニズムになります。人は酸素を取り込まないと生きていけません。

しかしながら、酸素を取り込むということは先程の機械と同様に酸化され、様々な不具合を生じさせることになるのです。

★酸素は良薬にも毒にもなる!?

人体に酸素を取り込むと、身体に吸収され、ミトコンドリアによって酸化され、二酸化炭素と水に排出されます。

しかし、その中の一部は太陽の紫外線や身体のストレス等に反応し、やがて“活性酸素“に変わっていきます。

この活性酸素は良い働き(免疫や細胞伝達物資等)もあるのですが、一部は細胞を破壊し、疾患(がんや生活習慣病)の原因と言われています。

その悪い働きを抑えるために“抗酸化作用“というものがあります。よくビタミンA.C.Eが抗酸化ビタミンと呼ばれたり、ポリフェノールなども抗酸化に有効だと聞いたことがあるのではないでしょうか?

この抗酸化作用のバランスが崩れる(活性酸素の産生が抗酸化作用を上回る)と酸化ストレスになってしまうのです。

★活性酸素が靭帯や関節包を硬化させる!

また、靭帯(骨と骨を繋ぐ)や関節部には、関節に良い作用をする栄養素で有名な“コラーゲン“や柔軟性に関与する“エラスチン“があるのですが、

このコラーゲンやエラスチンが加齢による酸化ストレスの蓄積により、産生量が低下し、結果的に関節等が硬化してしまう一因になるのです。

また、冒頭のように機械も使わないことにより、動きにくくなるように、身体も動かさないと関節などは硬化していきます。

つまり、人が生きていく上で酸素は必ず必要なものなのですが、その一部は酸化され活性酸素が発生し、コラーゲンやエラスチンといった柔軟性を保つ物資の産生を低下させ、なおかつ定期的に動かさないことにより、靭帯や関節包が硬化していくことになるのです。

それを防ぐためには、定期的に身体を動かしたり、ストレッチなども取り入れるながら、抗酸化成分を摂取することも必要となるわけなんです。

ご拝読ありがとうございました🙇

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体型を維持したければ起床時に体重を測定しよう!?

体型を維持することを願っている方は、必ずいらっしゃると思います!

これは、肥ることを気にする方やお腹回りのたるみなどをチェックする方などは、まだ体型を維持することに感心を持っておられるので、大丈夫なのですが、

気がついたらあれ?って思われる方には、必ず実践してもらいたい習慣があります。

それが体重測定です!

この習慣は、定期的に量る方と偶に量る方、はたまた年にあるか無いかという方に分かれると思います。

勿論、各人がベスト体重(本来なら体脂肪率)ってあると思うんですが、それをこまめにチェックするだけで生活習慣が変わってくるのです。

★体重測定は起床後に!

体重測定は毎日、同じ時間に行うのが理想です。そのベストな時間帯は起床後、排尿を済ませた直後です。

なぜ?その時間帯が良いのかと言うと、食べたものによる体重の増減に影響されないので、毎日レベルな状態で身体の体重が測定できるのです。

つまり、体重計にこまめに乗る習慣が付いていたら、気が付けば肥っていた💦ということが起こりにくいですし、早めに対処出来るようになるからです。

例えば、ベスト体重より1〜1.5kgくらい体重計の数値が多く出たとします。

でも、その程度ならすぐに食事内容の見直しや生活習慣(運動等)を改めれば、すぐに減少することは可能です。

このような場合には、必ず思い当たることがあるはずです!

飲み会が続いたとか、間食が多かったとか、食後のスイーツとかです笑

しかしながら、普段から全く体重測定をしていなかったら、何の気無しに体重計に乗ってみたら5kg以上オーバー💦していたら、それを戻すにはかなりの労力が必要となることを考えると、それだけでテンションが下がる方もいらっしゃると思います。。

つまり、何でも最小限の時に手を打つことが出来れば、結構簡単に戻せるのですが、想定外だと相当な覚悟と気持ちのエネルギーが必要になっしまうので、辛い日常を送らないためにも、体重測定は必要というわけなんです。

ご拝読ありがとうございました🙇

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なぜ?シニアになったら発汗しなくなるのか!?

シニア層の方で、日々筋トレに励んでいらっしゃる方も多いと思います!

勿論、身体の筋肉は若い頃に比べれば、少しづつ張りとか弾力性は失われていきますが、もう一つ違う変化が見受けられるようになってきます。

それが、発汗量の低下です。。

元々、人の身体というのは水で構成されていると言っても過言ではありません。

お母様のお腹にいる胎児は9割が水分で、新生児で8割という具合です。

しかしながら、徐々に大人になるにつれ、水分量は減少していきます。シニアになると半分(5割)近くになると言われています。

つまり、老化とは身体の水分含有量が低下していくことなのです!

★筋肉には沢山の水分が含まれている!

では、シニアになると発汗しなくなる理由を述べていきたいと思います。

まずは誰しも若い頃に比べて、身体の筋肉量の減少を感じるはずです・・

特に脚の筋群は顕如に減少いたします。

例えば、20歳代の脚筋肉量を100とすると、70歳台では約半分50くらいに低下していきます。

これに並行するように、人の細胞内にも水分は溜められているのですが、これは細胞と細胞の間に20%前後。血液中に約8%、細胞内には約70%貯蔵されています。

脂肪の中にも水分は溜まっていて、これが15%前後。その中でも筋肉中には他と比べても多い80%前後が含まれているのです。

つまり、これだけ多くの水分が含んでいる筋肉が、加齢により減少することが汗をかかなくなった一因ということなんです。

さらに、筋肉の温度(筋温)が上がらないのも原因です。発汗とは体温を下げるための現象なのですが、筋肉量が低下していくと当然筋温も上がりにくくなり、発汗する機能が低下していきます。

今のシニア世代の方は若い頃からスポーツ中に限らず、水分をこまめに摂らない生活習慣がついている方が多くいらっしゃいます。

つまり、筋肉量が減少する!水分を摂らない生活習慣が、発汗を益々減少させる要因になるわけなんです。

これを頭に入れ、シニア世代になったら、筋肉を定期的に刺激することにより筋肉量を維持し、さらに水分補給をこまめに行うことが重要だと思ってくださいませ!

ご拝読ありがとうございました🙇

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筋肉を守る機能をタイヤに例えて解説します!?

 皆様は、我々の身体にある筋肉についてじっくりと考えたことはあるでしょうか!?

これは、筋トレとか身体を鍛えている方などは、考えたことはあるかも知れませんが、殆どの方は興味ももたないのではないでしょうか?笑

では、今回はその筋肉の一部位にターゲットを当て、解説してみたいと思います。

★筋肉をタイヤに例えると!?

車のタイヤには、路面と直接触れるトレッドと言う部分があります。これは路面から受ける衝撃とか振動からタイヤ本体(内部)を守る働きをします。

この役割をするのが、筋肉では“筋外膜“と言います。タイヤのトレッド同様に筋肉の内部ある筋周膜、筋内膜といった部位をしっかりと守り、筋肉の形状や動き等の機能を保つ働きをしているのです。

このように、筋肉の内部には幾つもの“筋膜“(周、内など)が覆っています。よく筋膜リリースと言う言葉を聞いたことがあると思いますが、

これは専用のローラーを使って、筋膜の滑りを良くしたり、剥がすことにより、筋肉の緊張を解き、それにより柔軟性や関節可動域を高めることをいうのです。(筋膜はがしとも呼ぶ)

また、筋肉の内部というのはデリケートで柔らかいため、筋の外膜がしっかりしていないと、内部を包み込むことが出来ないので、形がしっかりと保てなくなるのです。

タイヤでも、経年劣化や走行距離によりヒビや亀裂などが入るように、筋肉もケアをして行かないと、筋肉の外膜、内膜も歳を重ねると硬くなり、伸びの無い筋肉に変わってくるのです。

つまり、筋肉のケアとはこの外膜、内膜を労わることだということなんです!

★筋肉のケアは緊張を解くこと!?

人は活動し始めると、筋肉が収縮、弛緩を繰り返します。歩く、座る、立ち上がるなど普通に行っている動作でも筋肉は使われます。

また、じっと立っているだけでも筋肉は緊張しています。この筋肉の緊張が解くことが出来るのが寝る(睡眠)ことです。

史上最高額でドジャースと契約された大谷選手は、睡眠にとことん拘る日常があります!

わんちゃんの名前は“デコピン”か!?笑

つまり、睡眠や入浴(湯船に浸かる)というのは筋肉の緊張を解き、スポーツなどでハードに使う時でも筋肉がしっかりと伸び、力を発揮出来ることに繋がっているのです。

まとめ

★筋肉とタイヤは共通点がある!

タイヤの路面に接する所をトレッドと呼び、タイヤ内部を衝撃や振動から守る役割をする。筋肉も筋外膜というタイヤのトレッド同様の役割にて、内部の柔らかい筋線維等を守り、保護する。

★筋肉のケアの基本は緊張を解くこと!

人間が活動すると、沢山の筋肉が収縮、弛緩を繰り返すことにより疲労が溜まっていく。この筋の無駄な萎縮を取り除くのが、重力から解き放たれる睡眠や入浴等になる。是非、意識的に取り入れてみてください。

ご拝読ありがとうございました🙇

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カナトシ式の特徴である“ゆっくり“と“緊張を保つ“とは!?

Q: カナトシ式楽筋トレを書店で見つけ購入させていただきました。その中でカナトシ式の特徴で“ゆっくり動く“と“緊張を保つ”とありましたが、具体的にはどういうことなのでしょうか?教えてください。

A: まずは、ご購入いただきまして誠にありがとうございます🙇心より御礼申し上げます。了解いたしました。この2つのキーワードについてご説明させていただきます。

◉2つのキーワード!ゆっくり、緊張とは?!

この書籍は、今現在全く運動を行っていない方、運動に興味はあるがいずれやってみたいと思われている方、また運動をやっているのだが自己流で行われている方に対し、手軽に出来る運動処方をご紹介しているものです。

その中で、三つのキーワードを挙げさせていただきましたが、今回はご質問があった“ゆっくり動く““緊張を保つ”をご説明したいと思っております。

★ゆっくり動作する理由その一 筋肉に適切な負荷を与えるため!

これは、運動種目というのはこの中にも表記してあるように、5〜10回を3セットというように具体的に回数、セット数という目安が示されています。

しかしながら、多くの方はそれを守ろう、または囚われる余りに、その回数をこなすことばかりに考えが行きがちになってしまうのです💦

つまり(10回!)と思い込むと、それをクリアすることばかりが頭に過り、素早く動作をしたり、動作の途中で戻ってしまったりという、不完全状態になってしまう弊害が出てくるのです。

これでは、筋肉に適切な負荷が掛けることが出来なくなり、最大限の効果が見込まれにくくなります。

ですから、回数やセット数に過剰に囚われること無く、ゆっくりと出来る範囲で行うことにより、筋肉に刺激を与えることが出来るのです。(※5回しか出来なくても、1セットからでもOK!自分の出来る範囲で行なって下さい)

★ゆっくり動作する理由その二 筋肉、関節等を痛めないため!

先程同様、負荷を挙げることや回数をこなすことばかりを考えると、やってはいけない反動を使うことになる場合があります。

動作に無理な反動を使うと、筋肉や関節、靭帯等に無理な負荷が掛かり、せっかく運動を始めても痛めてしまったら元も子もありません!

刺激を与えたい筋肉をゆっくり伸ばし、ゆっくりと縮める。この感覚を常に頭の中で考えながら動作を行うことを心掛けてください。

★筋肉の緊張を保つ理由その一 運動動作で多くの方が勘違いされているミスを防ぐ!

例えば、スクワットという動作を例にとって見ましょう。簡単にいうと膝の曲げ伸ばし動作ですが、多くの方がどちらか一方を速く行い、または両方速い場合がほとんどです。(※勿論、素早く動作を行うトレーニングもあります)

 キツイけん、はようやっちっろ!笑

この理由は楽に動作をこなせるからです!

でも、トレーニングは筋肉に適切な刺激を与えることが強化、発達させるポイントなのですから、決して楽に動作することが求められているのではありません。

カナトシ式では、しゃがむのも立ち上がるのもゆっくり動作を行って、多少はキツイですが安全に負荷を掛けることを心掛けることがポイントということなんです!

★筋肉の緊張を保つ理由その二 脳に筋肉が必要という指令を与える!

これは、反復動作を筋肉の緊張を解かずに、ゆっくり反復させると筋中に乳酸が発生してきます。

スクワット動作を続けていると、太ももなどが張る感覚や、なんとも言えない痛みを段々と感じることがあると思いますが、それが乳酸という代謝物質が発生した反応なんです。

この乳酸が生成されると、脳に筋肉を使ったという指令が伝わり、軽い負荷でもあたかも重いものを使ったというように、脳を錯覚させる効能があるのです。

つまり、ゆっくりと動作することにより各部を痛めることなく、なおかつ脳に重い負荷を与えたような指令が伝わるのですから、高齢者様などにも有効な刺激を安全に与えるわけなんです。

まとめ

★ゆっくり行うことで、筋肉に適切な刺激を与える!

回数やセット数に拘り過ぎると、素早く動作を行いがちになりやすい。それらはあくまでも目安であって、クリア出来なくても途中で止めても問題は無い。出来る範囲で行うこと!

★ゆっくり動作を行うと痛めにくい!

動作に反動を取り入れると、一瞬に大きな負荷が掛かる場合がある。つまり、強化させるために行うのに、痛めることになるとそれこそ本末転倒になるのでこれは避けなければならない。

★素早く動作する方が楽にこなせるが、緊張を解かないことが鍵となる!

多くの場合、動作の一方で速くなったり、動作全般で速くなる場合が見受けられる。その理由はその方が動作を楽にこなせること。トレーニングは楽にこなすのでは無く、しっかりと刺激を与えることを主眼に置くこと。

★筋肉の緊張を解かないと乳酸が発生し、脳に筋肉に負荷が掛かる認識を与える!

乳酸を発生させると、脳があたかも強い負荷が掛かったと認識する。つまり、若いアスリートのように強烈な負荷を掛けることなく、高齢者様にも筋肉と脳に適切な有益な刺激を与えることが出来る。

ご拝読ありがとうございました🙇

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競技選手のピークっていつ頃なんでしょうか?

いよいよ10月5日に、講談社様から会長(金澤利翼)待望の書籍が発売されます!

是非、ご購読くださいます様、よろしくお願い申し上げます🙇今日のテーマ 競技寿命を伸ばす秘訣があるかも知れませんね!

Q:ご質問がございます。スポーツ競技選手の一番力が発揮できる年齢っていつ頃なんでしょうか? 是非、ご教示ください。

A: お問い合わせありがとうございます。まずは競技種目によってピークの年齢は違うと思います。瞬発系の競技は早めの傾向にありますが、持久系の選手はそれより遅くなる傾向にあります。今回は瞬発系の競技に絞ってお答えしたいと思います。



★男性の場合、基本的には25歳〜30歳前後がピークとなる!

個人差は当然あると思いますが、筋力レベルからお話しすると、この20代半ばから30代前半辺りだと思われます。

よく脂の乗り切ったとも表現されますが、このくらいの年齢で多くの競技選手は、一番ピークを迎えるのではないでしょうか!

米メジャーリーグで活躍している大谷選手の年齢が今29歳。今年はWBCから始まり、怪我で離脱する間の活躍は素晴らしいの一言でした。

大谷選手の打者としての直近3年間の成績で、本塁打だけを列挙すると27歳46本、28歳34本、29歳44本(今現在アメリカンリーグ本塁打数1位)3年間で124本と、ピークと言っていいほどの数字です(これは二刀流での成績なのですから💦打者だけに専念したらもっとでしょうから😵😵・・本当に脅威的です)

つまり、この年齢期間にどのくらい高めることが出来るかが、生涯成績を左右すると言っても過言ではありません。

★女性様の場合、ピークは20代前半まで!?

逆に女性の場合は、このピーク年齢が早まる傾向になります。この理由としては身体、体力などの測定値(基礎代謝量、50m走、垂直跳び等)を比べてみると、

瞬発系では、男子が平均17歳がピークであるのに対し、女子は14歳でピークになる傾向にあり、そこに約3年女性の方がピークが早く現れることが分かっているのです。

それらから考えられることは、男性が20代半ばから30歳前後が筋力レベルのピークとすれば、女性は20代前半から20代後半に訪れることになってしまうのです。

しかしながら、持久系の能力は落ちにくい傾向にあるため、そんな種目のピークはそれよりも遅れることは充分に考えられるのです。



★晩年からでも花は咲くことは充分にある!?

では、男女ともピークと言われる年齢を過ぎてしまった場合、伸びる可能性は無いのでしょうか!?

実はそんなことはありません。競技を始める年齢が早い場合にはピークが早めに来てしまう場合もあるでしょうが、

晩年から始めた場合、年齢は重ねていますが、スポーツでの身体への刺激はフレッシュなものになります。

つまり、まだ鍛えていなかった機能には伸びしろがある可能性があるのです!

逆に言うと、長年刺激を与えて体が慣れてしまった場合には、伸びは緩やかになってしまいますが、年齢を重ねていても新しい刺激に機能が反応することはあり得ると思われます。(勿論、若い頃と晩年では伸びには違いはありますが)

つまり、確かに伸びる速度に違いはあるでしょうが、少しづつでも努力することにより、ピークが理論上より遅れて表れることは可能だと感じます。

これから言えることは、確かに理論上のピークは存在しますが、心の持ち様次第でピークが遅れて晩年から成績が出ることはよくあることなのです!

まとめ

★男性のピークは20代半ば〜30代前半!

男性スポーツ選手の場合、これくらいの年代が筋力的に言うとピークを迎える。この時を逆算し、計画的に技術、体力の向上を目指せば生涯成績を飛躍的に伸ばせることも視野に入れる。

★女性のピークは男性に比べ早く訪れる!

基礎代謝量などのピークも、男性との年齢差は3歳前後女性の方が早い。つまり、筋力などの数値も20代前半〜後半までがピークになると考えられている。

★遅いと言って諦めるのはもったいない!

身体は刺激を与えると発達する。つまり、その競技を始めるのが遅かっただけで、刺激がフレッシュだと伸びしろは充分に考えられる。気持ちが後向きにならなければ、向上する可能性は充分にあり得ると思います!

ご拝読ありがとうございました。

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世界陸上、400m走32年ぶり日本記録更新!なぜ、こんなに時間が掛かったのか!?



 

ハンガリー・ブダペストにて、世界陸上が只今開催されています!

流石に世界の精鋭が出場しているだけあって、数々の記録が更新されていますが、その中でトラック競技男子400m走にて、佐藤拳太郎選手が44秒77をマーク!

これは実に、日本新記録を32年ぶりに更新する見事な走りだったんです!

この前日本記録保持者は、高野進氏(現東海大陸上競技部部長)で高野氏の記録は44秒78・・

この00.01を更新するのに、実に32年という長い年月が掛かったという訳なんです。

勿論、高野氏の記録が偉大だったことは間違いないんですが、この400m走を別の角度でご説明しますと、記録更新には“これ以上過酷な競技は無い“という理由を述べてみたいと思います。

★400m走は無酸素運動の限界を超える!

難しい説明をしますと、一般の方は分かりにくいと思いますので、なるべく分かりやすくご説明いたしましょう。

例えば、運動する時「今から5分間走ってください」と言われたら、普通に呼吸をしながら走り始めますよね!

でも「今から50mを全力で走ってください」と言われたら、ゆっくりと呼吸をしながら走りますか?

多分、そうでは無いはずです!

これは50m走なら酸素を供給としなくても、走り切れるからなんです!

ここでATP-CP系(アデノシン三リン酸)の話をすると??笑になるので、それは今回は省いて、

実は、酸素を必要としない無酸素運動の持続時間というのは、ニ段ロケットのようになっていて、一段目のロケットの持続時間は約7.7秒。

つまり、50m走などはこのエネルギーで賄えてしまいます。

でも、100m走は約10秒前後は掛かってしまうので、この一段ロケットでは少し足りませんよね!?

そこで第二ロケットの登場です。この二段ロケットは解糖(乳酸)系と言われるものです。この二段ロケットの運度持続時間は約33秒。

つまり、無酸素で運動出来る一段ロケットが7〜8秒、二段ロケットが33秒、トータルで40秒前後が無酸素運度の限界値になるわけです。

今回の400mの日本新記録が44秒77・・

つまり、無酸素運動の限界値を超えているわけなんです。



★乳酸が沢山出る競技ほど過酷なものは無い!

この二段ロケットは、先程も言ったように解糖(グリコーゲン)を分解する過程で大量の乳酸が発生します。

この乳酸というものが曲者で、これが大量に発生すると痛くて堪りません笑

例えば、その場で両手を頭の後ろに組み、しゃがみ込むスクワットをやってみてください。

しゃがむ目安は、腿が床と平行になる程度で、一往復に7秒くらい掛けるように、ゆっくりとしゃがむ動作を繰り返しますが、

7秒間で止めるパターンと40秒間連続で繰り返すパターンを比べてみてください。

間違いなく、40秒間の方が太腿が痛いし、パンパンになる感覚があるはずです。これが乳酸です!

管理人の乳酸(疲労物質)疲労回復グッズ❗️

トリガーポイント

これを毎晩、身体のケア対策として使っています。その日の疲労はその日の内に取り除くためには、この筋膜リリースは欠かせません!

一人で出来るセルフコンディショニング(肩こり、腰痛等にも)にお使いくださいませ🙇

お薦めいたします‼️

つまり、400m走を自分の競技種目に選んだ瞬間に、このような地獄?の練習を繰り返すんです。毎日、毎日・・笑

どうですか?

果たしてこのトラック種目の内で、一番過酷な種目を果たして選ぶのでしょうか?!

勿論、その種目に才覚があれば選ぶと思いますが、敢えて苦しい種目、無酸素運動の限界値を超える種目を選択するというのは、かなりの勇気と覚悟が必要ということなんです。

これも、32年間記録が破られなかった理由の一つになっているような気がいたします。

まとめ

★400m走は無酸素運動の限界値を超える!

無酸素運動の理論的な限界値は約40秒。それを超える400m走の過酷さ、苦しさは予想を遥かに超えるものである。

★乳酸との戦いになる競技を選ぶことは!?

勿論、その過酷さが好きな選手もいると思われますが、練習の時から苦しい思いをするのを嫌がる選手も存在する。つまり、その競技で自分が結果を出せる選手以外は、避ける傾向になることもあり得る。

ご拝読ありがとうございました🙇

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長時間の練習は、そろそろ一考すべき理由とは!?



 酷暑とは良く言ったもので、梅雨明け以来連日35℃を超える気温が続いています💦(40℃近い日もある)

管理人も先週に炎天下の中、試合があったのですが、プレーに集中しているとは言え、インターバル時に感じる、何とも言えない熱気というのが尋常ではありませんでした・・

この8月は、それこそ高校生などにとっては大きな大会(甲子園、インターハイ)等が開催されますが、

この夏休みという期間じゃないと、長期間開催するのはやむを得ないとは言え、そろそろ何かを変える時期に来ていると感じでいます。

★昭和の時代の長時間練習は見直す!

管理人が野球部だった中学時代は、夏の炎天下の中、水も飲まして貰えない練習を経験して参りました。

勿論、今はそんなこと(水分補給)は無いはずなんですが、聞いた話だと未だもってスポーツ強豪校でも、うさぎ跳びは普通に行われているみたいです・・

先程も言った通り、ここまで酷暑が近年の主流になっていくのなら、もう長時間に及ぶ練習を見直す時期にきているのではないかと思っています。

よく、同じ高校生でも身体が大人以上の体格の者も入れば、まだ未発達で痩せている部員も当然います。

その二人が、同じく長時間練習を行うと身体が消耗するのは未発達の子供様です・・

なぜなら、身体に余分なエネルギーが補給されていないのに、練習によるエネルギーを消費し過ぎると、残りのエネルギーが身体を作るのに回されませんし、免疫力等にも影響を与えます。

つまり、成長期に於ける長時間練習は、身体づくりにマイナスに働くわけなんです。



★長時間練習により、怪我のリスクも高まる!

練習が長時間に及ぶと、当然体の各部位に対し使い過ぎ(オーバーユース)の危険性が高まります。

車と一緒ですよね。メンテナンスもせずにガンガン走っていたら、エンジンもパーツも消耗してしまいます。

つまり、猛暑で体力の消耗が促進され、なおかつ長時間の無駄な練習で、疲労に伴う怪我の発生率も高まるということです。

★無駄な長時間練習に於ける集中力の欠如!

次に長時間練習のデメリットは、集中力の欠如によるアクシデントも起こりやすいということです!

誰でも「今から5時間!」と監督に言われる練習よりも「集中して2時間で終わるぞ」と言われる方が、気持ち的にも頑張れると思うんです。

確かに、今の指導者の多くは若い頃に猛練習を経験した方が多いと思います。

但し、幾ら練習しても最後はその子の集中力といかに真剣に取り組んでいるか!という本気度が成績を決めていくのです。

つまり、少ない練習でいかに結果を出すのか!

この猛暑に於ける現代で、いかに短い時間で成果を上げられるのか!が、今後の指導者に求められる資質だと思います!

管理人も常用‼️

猛暑時にお勧めの冷感スプレー!

ゴルフや屋外での活動中に欠かせないのが、この商品!衣服の上からスプレーするだけで、気分は南極🐧です笑

お盆の墓参りやレジャーに是非、ご使用してみてくださいませ🙇

まとめ

★昭和は昭和で終わり!今の時代に合った練習を!

今だ持って、無駄な身体訓練や長時間練習を強要する指導者が後を経たない。成長期は無駄なエネルギーを消費せず、身体の成長を第一に考える練習内容が求められる。

★長時間練習は怪我のリスクも高める!

使い過ぎによる怪我を防ぐためにも、無駄な時間を費やすことを避けること。体力は余力を残しながら、効率的に練習を進めることが肝要!

★集中力の観点からも、効果的に短時間で練習を終わること!

ダラダラと長時間練習をするよりも、予め短時間で集中して行うことを選手に周知する方が、長い目でみると結果が出やすい!

ご拝読ありがとうございました🙇

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