運動学一覧

便秘はセルフマッサージで解消できる!?

ダイエットに取り組む方が、身体の不具合を訴えられる一つに“便秘“があります。

これは食べ物、特に糖質などを制限した場合などには、結構見受けられることなのですが、これを改善する方法の一つにセルフマッサージが推奨されています。

勿論、すべての方に有効なことではないので、強くは言えませんが、やってみる価値はあると思います。

人が食べ物を食すると、胃、腸などを通過して行くのですが、これらを構成すり筋群は自分の意思で動かせることが出来ません。これらを“平滑筋“と言います。

つまり、最終的に排便というのは腸の中で蠕動(ぜんどう)運動という収縮動作を行いながら、小腸、大腸、肛門へ向かっていきます。

これらの一連の動きは、身体に備わった自然な機能なんですが、自律神経の乱れや少食によりこの運動機能が低下するのです。

そこで、この蠕動運動を助ける(サポート)するのがセルフマッサージなんです。

大腸の構造は、肛門に達する最終段階でお腹の外側を通り、身体の正面から見ると平仮名の““の字のような構造をしているのです。

そこで、お臍の上辺りから大きく“の“の字を描くように、お腹の上から押さえてやると蠕動運動をサポートすることになり、これにより便秘が解消されることがあるのです。

また、ダイエット中に便秘になる方の多くは“食事制限のみ“の方が見受けられます。食事の改善と合わせて適度な運動も便秘解消には多大な効果があるのです。

よく幼少期などに、お腹が痛い時にお母さんにお腹をさすってもらったら、痛いのが治まることがありますが、そのように刺激を適切に与えることにより、身体の自然にある自律神経などが正常に働くことがあるわけなんです。

不思議なことなんですが、”信じるものは救われる!“という気持ちで便秘にお悩みの方は試されてみたらいかがでしょうか!?

ご拝読ありがとうございました🙇


シニアは速歩を取り入れる!?

シニア世代になり、健康維持の目的で歩くことを習慣にしている方は多いと思います。

歩くことは、積極的に活動する上において非常に重要ですし、歩けなければ日々の生活でも様々な制約が起こって来てしまいます。

只、歩くだけでも確かに効果はあるのですが、シニアになると自分の身体に起こる機能の低下も考えながら運動することが必要となります。

この一つに、素早く動けなくなることがあります。例えば、速い球が投げれない、スイングスピードが低下しボールが飛ばなくなる、高く跳躍出来ないなど、特に“瞬発系“機能低下が如実に表れてくるのです。

勿論、これは筋線維(速筋等)の機能が低下していく理由があるのですが、少しでもその機能を落とさないようにするためには、歩くのもゆっくりのワンパターンでは無く、意識的に速く歩くことも取り入れるべきなんです。

但し「走ればいいんだ!」と思われる方もいらっしゃると思うんですが、走り慣れて無い方がいきなり走ると、それこそ膝や股関節等を痛めてしまう場合もあるのです。

そこで、取り入れて貰いたいのが“速歩“つまり早歩きです!

でも、最初から最後まで速歩では無く、インターバル速歩です。

つまり、ゆっくり歩いている途中で3分でも5分でもいいので速歩に切り替え、またゆっくり歩くというのを繰り返せばいいんです。

これなら、体力が無い方でも出来ますし、苦しくなったらゆっくり歩けばいいのですから、運動自体がキツくなく、あまり無理をしなくても継続できると思います。

是非、取り入れてはいかがでしょうか!

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ダイエットは糖質制限なのか!?脂質制限なのか!?

減量(ダイエット)には、米、パン、麺類などを控えることにより取り組む方法を“糖質制限“と言い、油を含む食品や調理方法(揚げる、炒める)を変えることにより、身体を引き締めようとする方法を“脂質(油」制限“と呼んでいます。

どちらの方法を選ぶとしても理に適っている訳なんですが、今から減量に取り組まれる方はどちらが最適なのか!?というのが、分からないと思いますので、今回はそれをご説明いたします。

★糖質制限は運動量が少ない方に適している!?

糖質は身体の大きなエネルギー源となっています。つまり日々摂取したエネルギーをきっちり消費することが出来れば、体重の無駄な増加は皆無ということです。

つまり、消費することが出来ない(身体活動が少ない・動かない)方は、このエネルギー源となる糖質を制限することが有効となるのです。

★脂質制限はアスリートなどが取り入れる!

逆に脂質制限を取り入れる方が良い方は、運動習慣が常にあり、アスリートなど身体活動が多い方に最適な方法になるのです。

これらの理由は、運動にはブドウ糖などの糖分がエネルギー源として使われます。つまり、運動を毎日定期的に行うアスリートなどは、毎食糖質を補給しても、それが身体活動のエネルギーとなるので糖質は必要な栄養素となり、その場合、減量にてカットするのは脂質を制限することが最適なのです。

これを言い換えれば、一般の方はお仕事などが多忙なため、アスリートのように運動時間が確保できません。

また、アスリートのように、長時間運動する体力も無いわけですから、エネルギー源となる糖質を制限する方法が合っているということなんです。

勿論、これらの選択肢以外には、体質や個人個人の体の消化吸収能力等も加味して、専門家などのアドバイスを求めることも、理想な体型になるには大切な要素となるのです。

ご拝読ありがとうございました🙇

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痩身は階段に似通っている理由とは!?

痩せたい!って、心に決意し、食事の見直しや日々運動を取り入れた生活を継続していると、少しづつ結果(体重減)が表れてきます!

体重計の数値が下がったのを確認するだけで、嬉しいものなんですが、残念ながら右肩下がりで減少することはありません・・

★なぜ?体重の減少が停滞するのか?

これを分かりやすく例えて見ましょう!例えば階段を思い浮かべてみてください。

階段には種類がありますよね。神社のように長い階段が上から下まで繋がっている場合や、階段の途中に“踊り場“がある場合など、階段には種類があるのです。

この踊り場の目的は、もし転げた時の転落防止だったり、ひと休憩を入れるため、または方向転換の意味があります。

減量期における階段の踊り場は、転落防止に近い解釈となるのです。

つまり、減量期には食べ物を減らすこと(※無駄な栄養素を減らす)になりますが、そんな状態を続けていると生命維持機能が働く(飢餓に耐える)ようになり、身体が自然に省エネモードに働き、体重の減少が止まってくるんです。

それは長年、人が生命を維持するために備えられた機能と言っても過言ではありません。

これが減量期にも出現するんです!

減量期になると、最初は順調に体重は落ちていきますが、一時すると停滞期(体重の減少が見られない)が殆どの場合出現します。これが階段で言うと踊り場なのです!

但し、その期間でも諦めず、投げやりにならなければまた体重はゆっくり減少してきます。(踊り場の先にはまた下りの階段があるように)

その状態が、普通であると脳が感じるようになると、再度体重は減っていくのです。

ですから、痩身時には階段を下りるように最初は順調に体重は落ちていくのですが、途中、踊り場がありますが、歩みを止めなければ再度下りの階段が待っているわけなんです!

ご拝読ありがとうございました🙇

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初心者の方が痩せるためには有酸素運動なのか!?

有酸素運動の効果は?と聞くと、まず何を思い浮かべられますでしょうか!?

多分、ダイエットに効果がある!とか一番発汗しやすいとか、終わった後に爽快感があるなど様々なイメージがあると思います。

この運動の代表的なものは、ランニング、ウォーキング、自転車、水泳など様々な種目が存在します。

この有酸素運動を行えば、多くの皆様は身体の体脂肪をすごく燃焼出来ると思われているのではないでしょうか!?

この有酸素運動で、体脂肪が燃やせていると思われがちですが、実は消費しているカロリーの半分は糖質(ブドウ糖)なのです。

つまり、体脂肪の燃焼に半分、糖質の燃焼に半分が使われているということなんです。

体脂肪の燃焼には、約7200kcal消費して1kg減ることが言われています。

大体ですが、ウォーキングを約30分程度して消費するカロリーは100kcal程度。それを毎日来る日も来る日も行っても月に3000kcal・・

500g減にも達しません。。

こんな効率が悪いことしますか?

こんなにやってるのに痩せへんのう??

確かに有酸素運動は血流が促進され、身体の重要な下半身を使う運動ですから、運動そのものは素晴らしいですし、効果も認めてはいるのですが、脂肪燃焼(減量)で絞るとこの運動痩せることは決して効果的な方法(労力の割には効果が限定的)とは言えないのです。

こんなこともあります。歩くことが本来好きとか走るのが趣味(地方の小規模なマラソン大会に参加する等)という方が陥りやすいのは、走れば走るほどランナーズハイという状態になっていく傾向があるのです。

これは運動を長い時間行っていると脳内の神経伝達物質エンドルフィンが分泌され、気分が優れ、また次もその刺激を求めるようになってくるのです。

但し、有酸素運動を過剰に行い過ぎると確かに身体は体重は減ってきますが、体脂肪だけでは無く、筋肉も分解されてしまうことがあります。運動も過度に行うと身体にとってはストレスですから、そんなことも起こるわけなんです。

有酸素運動の愛好家の方は、意外とこのように傾向になっていく場合もあるのです。

これらを纏めると、確かに有酸素運動は脂肪燃焼効果があるのは間違いありませんが、

ビギナーの方が痩せたい→有酸素運動では無く、痩せたい→正しい知識(食事の見直し等)→効果的な運動(無酸素(筋トレ等)+有酸素(適度)ということをお勧めしたいと思います。

ご拝読ありがとうございました🙇

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加齢と共に身体が硬くなるのは“酸素“が原因!?

歳を取ってくると、思うように身体が動かなくなって来ることを実感できるようになってきます。。

これは加齢により、様々な身体の機能が低下するのは致し方ないことではあるのですが、実はこの身体がスムーズに動かなくなる一因に“酸素“が関わっていることはあまり知られていません。。

今回のブログでは、このお話しをしてみたいと思います。

★人の身体も機械や器具と同じ!

よく、長いこと使っていない機械や器具を動かすと異音がして、動きがスムーズでないことがありますよね。

これは、ある部品や部分を一定期間動かさないでいることで、“錆“とかが出ていたりすることが考えられます。

実はこの錆ですが、大気中の酸素による“酸化“されたことにより発生するのです。

人間もこれと同じようなメカニズムになります。人は酸素を取り込まないと生きていけません。

しかしながら、酸素を取り込むということは先程の機械と同様に酸化され、様々な不具合を生じさせることになるのです。

★酸素は良薬にも毒にもなる!?

人体に酸素を取り込むと、身体に吸収され、ミトコンドリアによって酸化され、二酸化炭素と水に排出されます。

しかし、その中の一部は太陽の紫外線や身体のストレス等に反応し、やがて“活性酸素“に変わっていきます。

この活性酸素は良い働き(免疫や細胞伝達物資等)もあるのですが、一部は細胞を破壊し、疾患(がんや生活習慣病)の原因と言われています。

その悪い働きを抑えるために“抗酸化作用“というものがあります。よくビタミンA.C.Eが抗酸化ビタミンと呼ばれたり、ポリフェノールなども抗酸化に有効だと聞いたことがあるのではないでしょうか?

この抗酸化作用のバランスが崩れる(活性酸素の産生が抗酸化作用を上回る)と酸化ストレスになってしまうのです。

★活性酸素が靭帯や関節包を硬化させる!

また、靭帯(骨と骨を繋ぐ)や関節部には、関節に良い作用をする栄養素で有名な“コラーゲン“や柔軟性に関与する“エラスチン“があるのですが、

このコラーゲンやエラスチンが加齢による酸化ストレスの蓄積により、産生量が低下し、結果的に関節等が硬化してしまう一因になるのです。

また、冒頭のように機械も使わないことにより、動きにくくなるように、身体も動かさないと関節などは硬化していきます。

つまり、人が生きていく上で酸素は必ず必要なものなのですが、その一部は酸化され活性酸素が発生し、コラーゲンやエラスチンといった柔軟性を保つ物資の産生を低下させ、なおかつ定期的に動かさないことにより、靭帯や関節包が硬化していくことになるのです。

それを防ぐためには、定期的に身体を動かしたり、ストレッチなども取り入れるながら、抗酸化成分を摂取することも必要となるわけなんです。

ご拝読ありがとうございました🙇

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体型を維持したければ起床時に体重を測定しよう!?

体型を維持することを願っている方は、必ずいらっしゃると思います!

これは、肥ることを気にする方やお腹回りのたるみなどをチェックする方などは、まだ体型を維持することに感心を持っておられるので、大丈夫なのですが、

気がついたらあれ?って思われる方には、必ず実践してもらいたい習慣があります。

それが体重測定です!

この習慣は、定期的に量る方と偶に量る方、はたまた年にあるか無いかという方に分かれると思います。

勿論、各人がベスト体重(本来なら体脂肪率)ってあると思うんですが、それをこまめにチェックするだけで生活習慣が変わってくるのです。

★体重測定は起床後に!

体重測定は毎日、同じ時間に行うのが理想です。そのベストな時間帯は起床後、排尿を済ませた直後です。

なぜ?その時間帯が良いのかと言うと、食べたものによる体重の増減に影響されないので、毎日レベルな状態で身体の体重が測定できるのです。

つまり、体重計にこまめに乗る習慣が付いていたら、気が付けば肥っていた💦ということが起こりにくいですし、早めに対処出来るようになるからです。

例えば、ベスト体重より1〜1.5kgくらい体重計の数値が多く出たとします。

でも、その程度ならすぐに食事内容の見直しや生活習慣(運動等)を改めれば、すぐに減少することは可能です。

このような場合には、必ず思い当たることがあるはずです!

飲み会が続いたとか、間食が多かったとか、食後のスイーツとかです笑

しかしながら、普段から全く体重測定をしていなかったら、何の気無しに体重計に乗ってみたら5kg以上オーバー💦していたら、それを戻すにはかなりの労力が必要となることを考えると、それだけでテンションが下がる方もいらっしゃると思います。。

つまり、何でも最小限の時に手を打つことが出来れば、結構簡単に戻せるのですが、想定外だと相当な覚悟と気持ちのエネルギーが必要になっしまうので、辛い日常を送らないためにも、体重測定は必要というわけなんです。

ご拝読ありがとうございました🙇

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なぜ?シニアになったら発汗しなくなるのか!?

シニア層の方で、日々筋トレに励んでいらっしゃる方も多いと思います!

勿論、身体の筋肉は若い頃に比べれば、少しづつ張りとか弾力性は失われていきますが、もう一つ違う変化が見受けられるようになってきます。

それが、発汗量の低下です。。

元々、人の身体というのは水で構成されていると言っても過言ではありません。

お母様のお腹にいる胎児は9割が水分で、新生児で8割という具合です。

しかしながら、徐々に大人になるにつれ、水分量は減少していきます。シニアになると半分(5割)近くになると言われています。

つまり、老化とは身体の水分含有量が低下していくことなのです!

★筋肉には沢山の水分が含まれている!

では、シニアになると発汗しなくなる理由を述べていきたいと思います。

まずは誰しも若い頃に比べて、身体の筋肉量の減少を感じるはずです・・

特に脚の筋群は顕如に減少いたします。

例えば、20歳代の脚筋肉量を100とすると、70歳台では約半分50くらいに低下していきます。

これに並行するように、人の細胞内にも水分は溜められているのですが、これは細胞と細胞の間に20%前後。血液中に約8%、細胞内には約70%貯蔵されています。

脂肪の中にも水分は溜まっていて、これが15%前後。その中でも筋肉中には他と比べても多い80%前後が含まれているのです。

つまり、これだけ多くの水分が含んでいる筋肉が、加齢により減少することが汗をかかなくなった一因ということなんです。

さらに、筋肉の温度(筋温)が上がらないのも原因です。発汗とは体温を下げるための現象なのですが、筋肉量が低下していくと当然筋温も上がりにくくなり、発汗する機能が低下していきます。

今のシニア世代の方は若い頃からスポーツ中に限らず、水分をこまめに摂らない生活習慣がついている方が多くいらっしゃいます。

つまり、筋肉量が減少する!水分を摂らない生活習慣が、発汗を益々減少させる要因になるわけなんです。

これを頭に入れ、シニア世代になったら、筋肉を定期的に刺激することにより筋肉量を維持し、さらに水分補給をこまめに行うことが重要だと思ってくださいませ!

ご拝読ありがとうございました🙇

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筋肉を守る機能をタイヤに例えて解説します!?

 皆様は、我々の身体にある筋肉についてじっくりと考えたことはあるでしょうか!?

これは、筋トレとか身体を鍛えている方などは、考えたことはあるかも知れませんが、殆どの方は興味ももたないのではないでしょうか?笑

では、今回はその筋肉の一部位にターゲットを当て、解説してみたいと思います。

★筋肉をタイヤに例えると!?

車のタイヤには、路面と直接触れるトレッドと言う部分があります。これは路面から受ける衝撃とか振動からタイヤ本体(内部)を守る働きをします。

この役割をするのが、筋肉では“筋外膜“と言います。タイヤのトレッド同様に筋肉の内部ある筋周膜、筋内膜といった部位をしっかりと守り、筋肉の形状や動き等の機能を保つ働きをしているのです。

このように、筋肉の内部には幾つもの“筋膜“(周、内など)が覆っています。よく筋膜リリースと言う言葉を聞いたことがあると思いますが、

これは専用のローラーを使って、筋膜の滑りを良くしたり、剥がすことにより、筋肉の緊張を解き、それにより柔軟性や関節可動域を高めることをいうのです。(筋膜はがしとも呼ぶ)

また、筋肉の内部というのはデリケートで柔らかいため、筋の外膜がしっかりしていないと、内部を包み込むことが出来ないので、形がしっかりと保てなくなるのです。

タイヤでも、経年劣化や走行距離によりヒビや亀裂などが入るように、筋肉もケアをして行かないと、筋肉の外膜、内膜も歳を重ねると硬くなり、伸びの無い筋肉に変わってくるのです。

つまり、筋肉のケアとはこの外膜、内膜を労わることだということなんです!

★筋肉のケアは緊張を解くこと!?

人は活動し始めると、筋肉が収縮、弛緩を繰り返します。歩く、座る、立ち上がるなど普通に行っている動作でも筋肉は使われます。

また、じっと立っているだけでも筋肉は緊張しています。この筋肉の緊張が解くことが出来るのが寝る(睡眠)ことです。

史上最高額でドジャースと契約された大谷選手は、睡眠にとことん拘る日常があります!

わんちゃんの名前は“デコピン”か!?笑

つまり、睡眠や入浴(湯船に浸かる)というのは筋肉の緊張を解き、スポーツなどでハードに使う時でも筋肉がしっかりと伸び、力を発揮出来ることに繋がっているのです。

まとめ

★筋肉とタイヤは共通点がある!

タイヤの路面に接する所をトレッドと呼び、タイヤ内部を衝撃や振動から守る役割をする。筋肉も筋外膜というタイヤのトレッド同様の役割にて、内部の柔らかい筋線維等を守り、保護する。

★筋肉のケアの基本は緊張を解くこと!

人間が活動すると、沢山の筋肉が収縮、弛緩を繰り返すことにより疲労が溜まっていく。この筋の無駄な萎縮を取り除くのが、重力から解き放たれる睡眠や入浴等になる。是非、意識的に取り入れてみてください。

ご拝読ありがとうございました🙇

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カナトシ式の特徴である“ゆっくり“と“緊張を保つ“とは!?

Q: カナトシ式楽筋トレを書店で見つけ購入させていただきました。その中でカナトシ式の特徴で“ゆっくり動く“と“緊張を保つ”とありましたが、具体的にはどういうことなのでしょうか?教えてください。

A: まずは、ご購入いただきまして誠にありがとうございます🙇心より御礼申し上げます。了解いたしました。この2つのキーワードについてご説明させていただきます。

◉2つのキーワード!ゆっくり、緊張とは?!

この書籍は、今現在全く運動を行っていない方、運動に興味はあるがいずれやってみたいと思われている方、また運動をやっているのだが自己流で行われている方に対し、手軽に出来る運動処方をご紹介しているものです。

その中で、三つのキーワードを挙げさせていただきましたが、今回はご質問があった“ゆっくり動く““緊張を保つ”をご説明したいと思っております。

★ゆっくり動作する理由その一 筋肉に適切な負荷を与えるため!

これは、運動種目というのはこの中にも表記してあるように、5〜10回を3セットというように具体的に回数、セット数という目安が示されています。

しかしながら、多くの方はそれを守ろう、または囚われる余りに、その回数をこなすことばかりに考えが行きがちになってしまうのです💦

つまり(10回!)と思い込むと、それをクリアすることばかりが頭に過り、素早く動作をしたり、動作の途中で戻ってしまったりという、不完全状態になってしまう弊害が出てくるのです。

これでは、筋肉に適切な負荷が掛けることが出来なくなり、最大限の効果が見込まれにくくなります。

ですから、回数やセット数に過剰に囚われること無く、ゆっくりと出来る範囲で行うことにより、筋肉に刺激を与えることが出来るのです。(※5回しか出来なくても、1セットからでもOK!自分の出来る範囲で行なって下さい)

★ゆっくり動作する理由その二 筋肉、関節等を痛めないため!

先程同様、負荷を挙げることや回数をこなすことばかりを考えると、やってはいけない反動を使うことになる場合があります。

動作に無理な反動を使うと、筋肉や関節、靭帯等に無理な負荷が掛かり、せっかく運動を始めても痛めてしまったら元も子もありません!

刺激を与えたい筋肉をゆっくり伸ばし、ゆっくりと縮める。この感覚を常に頭の中で考えながら動作を行うことを心掛けてください。

★筋肉の緊張を保つ理由その一 運動動作で多くの方が勘違いされているミスを防ぐ!

例えば、スクワットという動作を例にとって見ましょう。簡単にいうと膝の曲げ伸ばし動作ですが、多くの方がどちらか一方を速く行い、または両方速い場合がほとんどです。(※勿論、素早く動作を行うトレーニングもあります)

 キツイけん、はようやっちっろ!笑

この理由は楽に動作をこなせるからです!

でも、トレーニングは筋肉に適切な刺激を与えることが強化、発達させるポイントなのですから、決して楽に動作することが求められているのではありません。

カナトシ式では、しゃがむのも立ち上がるのもゆっくり動作を行って、多少はキツイですが安全に負荷を掛けることを心掛けることがポイントということなんです!

★筋肉の緊張を保つ理由その二 脳に筋肉が必要という指令を与える!

これは、反復動作を筋肉の緊張を解かずに、ゆっくり反復させると筋中に乳酸が発生してきます。

スクワット動作を続けていると、太ももなどが張る感覚や、なんとも言えない痛みを段々と感じることがあると思いますが、それが乳酸という代謝物質が発生した反応なんです。

この乳酸が生成されると、脳に筋肉を使ったという指令が伝わり、軽い負荷でもあたかも重いものを使ったというように、脳を錯覚させる効能があるのです。

つまり、ゆっくりと動作することにより各部を痛めることなく、なおかつ脳に重い負荷を与えたような指令が伝わるのですから、高齢者様などにも有効な刺激を安全に与えるわけなんです。

まとめ

★ゆっくり行うことで、筋肉に適切な刺激を与える!

回数やセット数に拘り過ぎると、素早く動作を行いがちになりやすい。それらはあくまでも目安であって、クリア出来なくても途中で止めても問題は無い。出来る範囲で行うこと!

★ゆっくり動作を行うと痛めにくい!

動作に反動を取り入れると、一瞬に大きな負荷が掛かる場合がある。つまり、強化させるために行うのに、痛めることになるとそれこそ本末転倒になるのでこれは避けなければならない。

★素早く動作する方が楽にこなせるが、緊張を解かないことが鍵となる!

多くの場合、動作の一方で速くなったり、動作全般で速くなる場合が見受けられる。その理由はその方が動作を楽にこなせること。トレーニングは楽にこなすのでは無く、しっかりと刺激を与えることを主眼に置くこと。

★筋肉の緊張を解かないと乳酸が発生し、脳に筋肉に負荷が掛かる認識を与える!

乳酸を発生させると、脳があたかも強い負荷が掛かったと認識する。つまり、若いアスリートのように強烈な負荷を掛けることなく、高齢者様にも筋肉と脳に適切な有益な刺激を与えることが出来る。

ご拝読ありがとうございました🙇

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