なぜ?シニアになったら発汗しなくなるのか!?

シニア層の方で、日々筋トレに励んでいらっしゃる方も多いと思います!

勿論、身体の筋肉は若い頃に比べれば、少しづつ張りとか弾力性は失われていきますが、もう一つ違う変化が見受けられるようになってきます。

それが、発汗量の低下です。。

元々、人の身体というのは水で構成されていると言っても過言ではありません。

お母様のお腹にいる胎児は9割が水分で、新生児で8割という具合です。

しかしながら、徐々に大人になるにつれ、水分量は減少していきます。シニアになると半分(5割)近くになると言われています。

つまり、老化とは身体の水分含有量が低下していくことなのです!

★筋肉には沢山の水分が含まれている!

では、シニアになると発汗しなくなる理由を述べていきたいと思います。

まずは誰しも若い頃に比べて、身体の筋肉量の減少を感じるはずです・・

特に脚の筋群は顕如に減少いたします。

例えば、20歳代の脚筋肉量を100とすると、70歳台では約半分50くらいに低下していきます。

これに並行するように、人の細胞内にも水分は溜められているのですが、これは細胞と細胞の間に20%前後。血液中に約8%、細胞内には約70%貯蔵されています。

脂肪の中にも水分は溜まっていて、これが15%前後。その中でも筋肉中には他と比べても多い80%前後が含まれているのです。

つまり、これだけ多くの水分が含んでいる筋肉が、加齢により減少することが汗をかかなくなった一因ということなんです。

さらに、筋肉の温度(筋温)が上がらないのも原因です。発汗とは体温を下げるための現象なのですが、筋肉量が低下していくと当然筋温も上がりにくくなり、発汗する機能が低下していきます。

今のシニア世代の方は若い頃からスポーツ中に限らず、水分をこまめに摂らない生活習慣がついている方が多くいらっしゃいます。

つまり、筋肉量が減少する!水分を摂らない生活習慣が、発汗を益々減少させる要因になるわけなんです。

これを頭に入れ、シニア世代になったら、筋肉を定期的に刺激することにより筋肉量を維持し、さらに水分補給をこまめに行うことが重要だと思ってくださいませ!

ご拝読ありがとうございました🙇

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