運動学一覧

筋力トレーニングを始めるに当たって知っておくべき“原理4選“をご説明いたします!

 皆様方の中には、これから身体の変革や筋力を高めることを求めて、筋力トレーニングを始められる方もいらっしゃると思います。

そこで、筋力トレーニングを始めるに当たって、効果を出すために事前に知っておくべき原理があるのをご存知でしょうか!?

今回は、それについてご説明したいと思っております。

★筋力トレーニングで結果を出す“原理“4選とは!!

❶過負荷(オーバーロード)

これは、普通に日常で掛けている負荷では身体は反応を見せないので、徐々に強い外力を掛けていけば、それに対抗するべく身体の機能は発達を見せることを過負荷(オーバーロード)と言います。

       笑

これを分かりやすくご説明しますと、例えば、こんな昔話がございます。

ある少年の日課は、仔牛を肩に担ぎ、川を渡って運ぶお手伝いをしていました。

当然、日に日に仔牛は発育していくので、段々と仔牛の体重が重くなるにつれて、少年の筋肉もそれに合わせるように逞しくなっていきました!というものです。

(負荷に耐えられるように筋肉も強くなる!)

つまり、オーバーロード(負荷を徐々に増やす)ということを目指すことが、効果を上げることに繋がると言うことです。

❷可逆性(かぎゃくせい)

可逆性とは、トレーニングを行うと筋力は伸びていきます。が、何らかの理由でトレーニングを中断していまうと、高めた筋力は徐々に低下していきます。

  (長い期間に高めることが必要!

この低下するレベルが、トレーニング期間が長い方は落ちていくのも、ある程度緩やかに低下していくのですが、短期間で高めた筋力はそれに沿うように、短い期間で低下するというのを可逆性と言うのです。

つまり、トレーニングは継続することで効果を維持出来ますし、例え中断することがあっても長期間続けている方は、効果が落ちにくいということです。

 (継続は力なり!はこんな所にも!)

これは効果を出すのに、非常に重要なポイントとなります!

❸特異性

これはトレーニングを行う目的(筋力アップ、痩身等)は、それぞれの方で違うと思うのですが、

筋力を高めようとする目的の方に、歩くだけの有酸素運動のみ行うとか、全身持久力を高める方に高重量、低回数の筋トレを行うのも目的が的外れとなるということです。

有酸素運動だけでは、筋肉を効果的に増やせない!

つまり、トレーニング種目の選択は、各自の目的に合わせ理に適ったものでは無いと効果が出ないというのが、特異性ということになります。

❹適時性

これは、若い方と高齢者では同じ強度の負荷が掛けられませんし、怪我をした選手がする前とした後では、

(若いもんとシニアでは違うけんね・・)

同じ負荷が掛けられないというように、その時に応じたトレーニング内容が必要だということです。

まとめ

★オーバーロードの原理とは!

現状の筋力よりも徐々に負荷を高めて与えていくことにより、身体の機能は向上していく!

★可逆性の原理とは!

長い期間、トレーニングすると例え中断したとしても、徐々に低下していく。逆に短期間に高めた筋力は中断すると下がるのも早い。

★特異性の原理とは!

すべてのトレーニング種目は、それぞれの機能を高める目的があり、その目的に合ったもので無いと効果を得ることが出来ないということ。

★適時性の原理とは!

その方の年齢、コンディションに合わせて最適なトレーニング種目、負荷を与えることが効果を上げるには重要な要素となる。

ご拝読ありがとうございました🙇‍♀️

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一日一回、姿勢を整えるには、意識的にお腹を引っ込めよう!?

 最近、お客様との会話の中で自分の姿勢を気にする方が増えてきたと感じています。

この理由の一つに、スマホやパソコンのやり過ぎで若年層でも猫背ぎみになったり、

 スマホの普及で今後は悪姿勢“が増える!

高齢になり、自然に背中が丸まってくる方を見かけることにより、姿勢に対する考えを見直す方が増えたことが挙げられます。

そこで今回は一日一回(手軽にどこでも続けられる)気をつける程度で、姿勢をリセット出来る方法をご説明したいと思います。

★一日一回、お腹を引っ込めよう(ドローイン

これは、一日で飛び出たお腹をスマートにする意味ではありません笑(それが出来たら神レベルです笑)

一日の間に一回だけでもいいので、お腹の筋肉を使って、姿勢を正しい位置に保つ筋肉に刺激を与えようということなんです!

姿勢の見た目はイメージを良くも悪くもする!

具体的には、お臍の少し上の部分(腹筋)に両手の指(人差し指、中指、薬指等)を当てて、そこをイメージで言えば、背中にくっつけるように“凹ます“姿勢を保持することです。

この動作を“ドローイン“と呼びます!

ドローインとは、引っ込めるという句動詞になり、その名の通りに、お腹を意識的に引っ込めるには、腹部の深部に位置する“腹横筋“というインナーマッスル(他にも内腹斜筋、横隔膜、多裂筋、骨盤底筋群など)を働かせることにより、姿勢矯正等や筋トレ効果も求められるのです。

★ドローインの行い方!

これは、立った状態でも大丈夫です。

先程も言った通り、仰向けに寝るか、立位でもお腹に指を当て、鼻から息を吸い込み、まずはお腹を膨らませるよう(腹式呼吸)にしてみて下さい。

①まずは、鼻から吸って、お腹を膨らませる!②お腹を凹ませながら、口からゆっくり吐く!

次に膨らんだお腹を、口からゆっくりと吐き続けながら、指で押さえるようにお腹をゆっくりと凹まして行き(イメージは背中にくっつけるように)大きく窪ませて下さい(ぺったんこになるイメージです。

お腹が凹んだ状態で、呼吸を切り替えます。

呼吸を胸式(普段通り)に切り替える!

お腹を凹ませた状態のまま、呼吸は胸式(鼻からゆっくりと吸い、胸を膨らませ、口からゆっくり吐く)に変えて、この状態を状態を20〜30秒キープして終了して下さい。

 胸郭が上がり、姿勢が自然と整う!

この時には、お腹は引っ込み、横から見ると胸が張った状態になります(ヘラクレスのように逞しく見えます笑)ので、姿勢が正しく矯正されます。

これで、腹横筋(お腹の深部にあるコルセットのような働きをする)やインナーマッスル等をしっかりと使うことが出来るのです。

これを一日一回でも構いません!

勿論、日に数回やっても問題ありませんが、続かないと思いますので笑、一日一回を目標に昼休憩とか、15時などの休憩の際に行うといいと思います。

但し、幾ら昼休憩でもやってはいけない時間があります!

それは食後です。つまり、食事をする前か、なるべく空腹時に行ってください。

この腹横筋のコンディショニングは、先程も言いましたが、腰回りでの筋肉コルセットとも言えますので、これを定期的に刺激することで腰を保護し、ギックリ腰などを予防することにもなりますので、普段から関心を持ち、実践することをお薦めいたします。

まとめ

★一日一回、お腹を強制的に引っ込めよう!

お腹を凹ますと、腹横筋など深部にある筋肉を働かせることになり、正しい姿勢に関連深いインナーマッスルを動員させることが出来る。その姿勢を保持すると、胸郭が上がり、自然と胸が張れるようになる。

★ドローインの実践とは!

まずは腹式呼吸でお腹を膨らませます。それからお腹を徐々に凹ましながら、息を吐き続けます。凹ましきった所で止め、胸式呼吸に切り替え30秒くらいその状態を保持します。どこでも出来ますから、ぜひ取り入れてください。

ご拝読ありがとうございました🙇‍♀️

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若い内から運動を始めた方が得、損?! 効能3選をご説明します!

Q: ご質問します。今、中学2年なんですが、親から運動(スポーツ)を勧められます。理由が僕らの年代から運動をすると体に良いと言われるのですが本当なんでしょうか?

  「運動はいいぞ!ワッハッハ」 笑

A: お問い合わせありがとうございます。分かりました!学生の内から運動することの効能をご説明したいと思います。

●若い頃に運動すると得られる効能3選とは!

①運動(スポーツ)は身体の様々な機能を発達させる!

ご質問者は中学生ですから、身体の発育、運動機能、バランス感覚機能、運動神経など発達成長を見せる時期に入っています。

  もう小さくなってしもうたやん💦

その時期に、様々な運動を経験することは身体の機能発達を促進し、成人になるまでの期間内で、機能向上が効果的に出来るということは、非常に大切なことになります。

勿論、運動は無理やり始めるものではありません。まずはご興味のあるスポーツを見ることや、それも見当たらない場合は歩くことからでも構いません!

まずは、汗ばむ程度で良いので、身体を定期的に動かすことから始めてはいかがでしょうか

急に張り切らず、無理なく続けられる強度や頻度を守りながら行うことをお薦めします。

多分、爽快感や充実感が感じられるはずです。

②筋肉に一生の間、記憶させることが出来る!

これは?という題名だと思いますが、筋肉は若い時期に発達させると“記憶“することが分かってきているんです!

例えば学生時代、とあるスポーツや筋トレなどで筋肉を使い、鍛えると筋肉は太く発達していきます。

しかしながら、社会人になり仕事が多忙になると次第にそのスポーツから離れ、ブランクという期間があった場合でも、

そのブランクを経過して再開すると、初心者になっているかというと全くそんなことはありません・・

勿論、ある程度時間は掛かりますが、筋肉の動きや従来あった筋肉の太さまでは結構早く戻るのです!

つまり、筋肉は“記憶“しているのです!

管理人にも経験があります。40代にコーチ、監督となりブランクが10年間ありました。

しかし、再開するとある程度戦えるレベル(全国大会出場に後一歩)に達するまで、一年程度で戻った経験があります。

筋肉の動きやタイミング、リズムは一生忘れることは無いということです!

(あれ?誰やったかいのう???)笑

これは間違いなく、若い頃に高めてきたからこそ起こる現象なのです!

筋肉は記憶する!若い頃から運動習慣をつけることは一生の財産となるというわけなんです!

③運動することにより食習慣(栄養学)が学べる!

運動をすると、当然のことながら食欲が増します。本来、人は動いてそれに見合う量の食べ物を食べて、身体のボディバランスを取りながら体型を保つのが理想です。

つまり、食べる量や栄養素に見合った量の運動(スポーツ)をすれば、一生お腹が出っ張ることはあり得ないのです笑

この図式を若い頃から、運動をしていると学ぶことが出来る利点があります(勿論、例外もありますが)

運動習慣が若い頃からあると、いざ体型が崩れた時でも、食習慣の改善や運動習慣を再開できる下地があるということです。

 「食事は大切なのよ!一生するんだからね」

運動の効果、運動の気持ちよさ、運動による栄養学等、早い時期から運動を経験することは、決してプラスにはなっても、マイナスになることはありません!

これらが、若い頃から運動をすると良いと言われる効能3選なのです。

まとめ

①運動は様々な発育や機能を発達させる!

身体の発育、運動機能、バランス機能、運動神経系など、様々な各種機能を高め、発達させることが可能である。成長期は劇的に発達を見せるため、若年層で運動(スポーツ)を取り入れることは非常に効果的となる。

②筋肉に生涯記憶させることが出来る!

若い時から運動をし、筋肉を高めておけば、例えブランクがあったとしても、その高めた所までは筋肉が記憶しているので、ある程度の期間で戻ることが可能となる。つまり、若い頃に高めた筋肉は一生の財産になり得る。

③運動することにより、栄養(食事)を学ぶことが出来る!

運動を一生やらない方はいらっしゃるが、食事を一生しない方は絶対に存在しない。つまり、若い頃から栄養素などの知識を得て、関心を持つことは中高年になっても、必ず役立つ食習慣の指針となる。

ご拝読ありがとうございました🙇‍♀️

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身体を温める、冷やすことでコンディショニングに活用する方法をご説明します!

 身体を温める、冷やすということを日常で意識して取り入れている方はいらっしゃいますか?

  (あ〜、気持ちええけえのう)

実は、これらによって得られる機能や効能をお知りになるということは非常に役立つものなのです!

そこで今回は、この“温める“ “冷やす“ということが、身体にどのような働きをするのかをご説明したいと思います。

★身体を温める、冷やすということは!?

身体を温めることは、例えば、温かいものを飲む、身体を温める食材を食べる、入浴をする、運動をする等です。

(冬のお風呂はマジに気持ちよか!アヒルも)

身体を温めると体温が上昇します。つまり、それにより血流が良くなり、基礎代謝がアップしたり、免疫力を高めたり、様々なプラスの効能が見込めます。

逆に冷やすということは、温めるのと逆のことが起こってしまいます。体温が下がり、血流が悪くなる。それにより基礎代謝が下ると太りやすくなりますし、免疫力を下げることにもなるのです・・

★管理人が実践する!お風呂の入り方で身体のコンディションを整える方法とは!?

先程、入浴をすることにより身体を温めるという効果があると書きました。

管理人は一年中、湯船に浸かるようにしています。寒い冬は勿論のこと、暑い夏場でも湯を張り、温かいお湯の中に入っています。

 風呂におもちゃを入れて入る内が華! 笑

これは単に健康増進という理由だけでは無く、スポーツのコンディショニングにも活用しているんです。

例えば、ゴルフの試合等で遠征先のホテルに宿泊する場合には、試合の朝、試合後の入浴をするようにしているのですが、そこで必ず行っていることがあります。

●温める→冷やす→温めるで、身体が活発に動きやすくなる!

バスタブにお湯を張ります。

湯温は大体ですが、朝の身体を目覚めさす目的では少し熱め(42℃以上)で約3〜5分程度温まります

その後、バスタブから出て、冷水シャワーを約1分前後浴びます。そしてまた、湯船の熱めの湯に約3分くらい浸かると、身体がしゃっきっとするのです!

   (わあ、さっびい〜よぉ)

この熱めの湯に(3〜5分)→冷水(1分)→また熱めの湯(3分)では、

ホテルを出発する頃(約30分後)には、自律神経の交感神経が働くようになるので、運動や仕事(作業)には最適のコンディションになりやすいのです!

●温める→冷やす→温める→冷やすで疲労回復、良質な睡眠を促す!

また、試合や仕事が終わり、翌日に向けて疲労回復や睡眠を促す(リカバリー)させるには、先程の身体を活発にさせる入浴の手順の最後に冷水を(1分)を加えるのです。

つまり、熱めの湯に(3〜5分)→冷水(1分)→また熱めの湯(3分)→冷水(1分)とする訳です。

   身体のためやけ〜、我慢しよう

この手順にすると、これも身体が今度は自律神経の副交感神経が働くようになるために、疲労回復やリラクゼーションには最適の状態になるのです。

これを遠征先や、頑張らなければならない時、早く疲労回復を求めたい時には必ず行うようにしています。

但し、最後に温めて終わるウォーミングアップ時には良いのですが、疲労回復のクーリングダウン時の冷水は私は超苦手です笑

(冷たいですからね😰)笑

(うわ、株価下がっとるやんけ😰)笑

でも、その方が身体の熱が逃げない感じで、その後、凄く身体が温かいので効果を実感いたします!

まとめ

★身体を温める、冷やすとは!

身体を温めることは、全身の血流を促進し、体温を上昇させます。この働きにより、基礎代謝がアップ(痩せやすく、太りにくい)したり、免疫力が高まります。逆に冷やすと全くその逆のことが起こってしまいます。

★お風呂の入り方でコンディショニングを保つには!

熱い→冷たい→熱いで終わるのは、自律神経の交感神経が活発になるので、試合前やお仕事前なとに有効となります。また、最後に冷たいで終了すると、副交感神経が優位に働きますので、疲労回復、リラクゼーション効果が見込めるのです!

ご拝読ありがとうございました🙇‍♀️

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自転車競技から学ぶ、筋力トレーニングの効果の出し方とは!?

 自転車競技と言うと中・短距離で競うトラック競技とロード等で競う長距離種目に大まかに分けられます。

それぞれの種目で必要とされる筋肉の役割が違う訳ですが、単純に短距離で競うトラック競技(バンクと言われる施設で行う)は競輪、スプリントなど瞬発的な力が必要となる種目と、

有名なツールドフランス(3000km以上)に代表されるような長いロードをひた走る長距離競技となります。

★スプリント、競輪系は筋肥大が見られる!

トラック競技の競輪??、スプリント??と言っても分からない方もいらっしゃると思いますので、そんな方にその競技をご説明したいと思います。

日本で行われている競輪というのは、一周333m、400m、500mの全国にある競輪場で開催され、それを5〜7周回しながら、最後の2周くらいでペースが上がり、ラスト一周回はほぼ全力でゴールまで走り抜ける競技です。(出場選手は7〜9名)

歴代競輪界で、超有名な選手は“世界プロスプリント10連覇“の中野浩一氏です🙇‍♀️

また、スプリントというのは一周250mのバンクを2名で3周回し、先着した方の選手が勝利するという競技で、これも残り2周回からの互いの駆け引きがありながら、残り一周回はこれも全力を出し切りながら走り続けるというものです。

競輪選手やスプリントのオリンピック選手と言うと、身体の特徴としては“太い太もも“というイメージがあると思います。 

選手の取材番組では、必ず太もも周り60、70cmを超えているという話題が上がりますよね!

今はガールズケイリンという女性競輪選手が、約180名在籍されています!

太腿が発達する理由は2つあります!

まず一つは、短時間に爆発的なスピードが要求される競技なので、筋肉に大きな負荷を掛け、休ませること無く、素早く筋収縮を繰り返します。

つまり、この状態は無酸素系運動と呼ばれ、糖をエネルギー源として消費するため、運動中には“乳酸“が発生します(基本、もの凄く痛いです・・)(全力で力を出すため、酸素をしっかりと取り込むことが出来ないため乳酸が分解出来ない)

これは、筋力トレーニングで筋肥大をさせる時と同じ状況下となります。6〜12回の反復回数で、筋肉を休ませず限界を迎えるような筋トレでは乳酸が発生し、成長ホルモンの分泌等により、筋肉は次第に太くなっていきます

  「重いのう、こりゃ」笑

また、二番目の理由としては、筋線維の組成が瞬発力に優れている“速筋“の割合がトラック競技選手には先天的に多いということです。

速筋線維は、白筋と言われる筋線維でこれらの筋肉はスタミナでは劣りますが、短時間に強い力を発揮できる特徴を持っています。また、肥大しやすいのは主にこの速筋線維です。

すなわち、短距離に向いている性質を持ち、筋肥大を起こしやすい筋肉なのです。

★ロードレーサーの脚は太くない!?

その逆に、長距離を走り抜けるレーサーの場合、乳酸が発生するような状況を作ると脚が早く疲労し、筋疲労で動かなくなるので、酸素を体に取り込みながら、発生した乳酸を除去しながらの走行が求められます。

つまり、普段の走行中は乳酸を過剰に溜まらないことを考え、坂登りの際などには乳酸の分泌は起こりますが、その中で酸素を取り入れ、乳酸を分解しながら走行距離を稼ぐ必要があるのです。

こんな状況下で有利に働くのは、毛細血管密度が多い遅筋(赤筋)が主となり、その働きにより乳酸を分解したり、酸素を供給することが出来ます。

血管によって酸素や栄養素を運び、老廃物の分解機能が高まります!

また、そんな訓練を繰り返し行うことで、速筋の分類でありながら、中間筋と呼ばれるピンク筋(正式な名前では無い)が赤筋に近い働きをするようになることが分かっています。

この遅筋線維(赤筋)は、肥大しにくい性質を持っており、その性質上、ロードレーサーの足は短距離選手に比べ、細く見えてしまうのです。(実際はそんなことはありませんが)

★自転車競技の特性を筋肥大に生かすには!?

これらから分かることは、筋肥大を目指すトレーニーはある程度、大きな負荷を使用しながら、動作中に筋肉を休ませないことと、乳酸を発生させることを主に考えながら行う必要があるということです。

「おたく、腕が腫れてまんがな・・」笑

これを実感する方法は短距離走で、全力で走ると終わった後に足がパンパンになると思いますが、そのような刺激を与えることが筋肥大には有効だということです。

(誰や💢ピンポンダッシュするんわ!)笑

※このアイス、お正月に食べるとうまいんちゃうん!笑

これには、一つコツが存在します

確かに、筋肥大には大きな負荷は必要となります。でも、若くて頑丈な方ならそんなトレーニングでも耐えられるかも知れませんが、高齢者様にはタブーです・・

そこで、筋肥大には“乳酸“の分泌が鍵を握るのですが、乳酸を分泌させるのなら、決して重い負荷を持つことだけではありません。

これを試してみてください!

例えば、スクワット動作でしゃがみ込む時も、立ち上がる時もゆっくりと時間を掛けながら行ってみてください。

そうですね!しゃがみ込むのに約7秒程度、立ち上がる時も7秒くらい掛けて、それを休まずに10回反復してください!(反復する時の注意点は、立ち上がった時に膝を伸ばし切らずに、上がり切ったら筋肉を休ませること無く、すぐにしゃがむこと)

どうですが!?

結構、脚痛くて、なおかつパンパンになったと思います!笑

  そのパンパンじゃあねえよ!笑

これは、自体重の負荷しか使用しませんので、関節も痛めること無く、高齢者様にも出来る筋力トレーニングです!

つまり、自転車競技では脚に乳酸が溜まる種目が大半で、それにより筋肥大も見受けられますが、それを利用して筋力トレーニングでも応用することが出来るという訳です!

是非、参考にしてみてくださいませ🙇‍♀️

まとめ

★自転車競技の短距離選手には、筋肥大が見られる!

短時間に爆発的な力を発揮する競技は、その特性から筋肥大が見受けられる。勿論、その競技のスペシャリスト達は“速筋“が筋組成の大半を占めている場合が多く、その理由からも筋肥大に有利に働くことになっている。

★乳酸を除去するには“酸素“が必要となる!

長く運動を続けるコツは、溜まった乳酸を除去分解する機能が必要とされる。毛細血管密度が高い遅筋(赤筋)は、スタミナがあるが強い力は発揮しにくい。また、肥大しにくい特性があることにより、長距離選手の脚は細く感じることが多い。

★乳酸を分泌させるスローリフトとは!?

乳酸を分泌させるには、大きな負荷だけでは無く、動作中に筋肉に休み(緊張を維持する)を与えないようにすると乳酸が分泌される。それにより“成長ホルモン“等の働きにより、高齢者様にも安全に適切な負荷を加えることが出来る。

ご拝読ありがとうございました🙇‍♀️

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Q:冷え性の対策法、運動法はあるのでしょうか?

Q: ご質問です。毎年この時期になると指先、足先などが冷えて辛い日常になってしまいます。こんな状態になった時の対処法とか運動法とかございますでしょうか?よろしくお願いします。

A:お問い合わせありがとうございます。よくに言う冷え性という症状かも知れませんね。分かりました。推測できることや対処法などをお話ししてみたいと思います。

★冷え性とは?

ご相談の内容の通り、指先、足先などの末端部が冷たくなる症状が出ることが見受けられます。この原因でまず考えられるのは“血行不良“です。

よく握手をすると、手が温かい方と氷のように冷たい(心は熱いと思いますが笑)方がいらっしゃいますよね。これも血行によるものに関係があります。

「握手出来て幸せです🤗」 「・・・」笑

★掃除で分かる冷え性の解決策とは!?

例えば、是非これを試してみてください!

掃除機を掛ける場合、左手で本体部(モーター部)を持ち、右手で吸い込み部が付いているノズル部を持って掃除をしてください。(ワイヤレスクリーナーを使っている方は片手だけですが)

  是非、試してみてくださいませ!

数分後、左右の手先を触ってみてください。

本体部を持っている左手先は冷たいままですが、ノズルを持っている右手先は、温かくなっているのが触って貰えれば分かると思います。

つまり、右手はゴミを吸い取るのにノズルを上下左右に動かし続けていましたが、左手は本体部を下げているだけで、筋肉の動きは殆どありません・・

それにより、右の手先は血行が促進され温かくなったのです!

つまり、筋肉を使うことが、冷えを改善させるには有効だということが分かります。

★冷え性は男性より女性が多い・・

また、男性より女性の方が冷え性を訴える方が圧倒的に多いです。

(寒い、寒い・・筋肉無いからやろか🥶)

これは女性と男性の筋肉量が大きく関連しています。例えば、男性ホルモン、女性ホルモンなど分泌されるホルモンの違い(筋肉を増やすには男性ホルモンが必要)が筋肉量にも大きな影響を与えてしまいます。

また、血圧なども影響を与えます。

(高いのもあかんけど、低いのもなんだかね・・)

男性に比べ、女性の方が低血圧の方が多くいらっしゃいますが、血圧が低いということは、血液を末端部まで送り込むことが難しくなってしまうことに繋がります。

★冷え性の対処法と運動法とは!?

掃除機での例のように、筋肉を使えば血液の循環が促進され、末端部(手先、足先)にも血行が改善されるので温かくなってきます。

つまり、筋肉運動を取り入れることは有効ということになります。

「わしの中には毛細血管も走っとるけえね」

また、運動以外にも血液の循環を良くする方法としては入浴も有効です。

(冬の温泉、お風呂は極楽、極楽ですね)

若い方などは湯船に浸からずにシャワーで済ます方もいらっしゃいますが、冷え性ぎみの方、または風邪のウイルス等から身体を守りたい方は、湯船に浸かることで体温を上昇させ、免疫力を高めることもお薦めいたします!

(ちなみに管理人は、寒い時期になると毎週末温泉に浸かっています)

さて、具体的な運動法ですが、そんな症状を訴えられる女性の方には、心臓から遠い部位、つまり脚の筋肉を刺激する運動を私はお薦めしています!

冷え性の方でも、心臓部周りは血流が促進されているため、体温などは問題が無い場合(中には低体温症の方もおられますが)も多いですが、心臓から遠い部位ほど冷たく感じられるようです。

太腿(太もも)の部位は、身体の部位で一番筋肉量が多いこともありますし、ふくらはぎのミルキングアクション(収縮、弛緩)は、末端部の血液を心臓部に戻す役割もいたしますので、非常に重要です!

脚の代表的な運動種目のスクワットなどは、太腿やお尻を刺激出来ますし、ふくらはぎの筋肉は踵の上げ下げ運動(カーフレイズ)も効果的です!

お試し筋力テスト: 身体を前に倒さず、そのまま起立出来たら筋力的に素晴らしいです🤗(出来ない方は無理はなさらずに)
ワンポイント:つま先部分を板等で高くし、踵をもっと下げられれば、ふくらはぎのストレッチにもなりますし、血流も促進されます。

特に女性は、身体のラインの崩れも気にされる方が多いので、脚の筋肉を刺激すると消費カロリーも増やせますし、身体が熱を発生しますので代謝も上がることにより、身体をスリムに保つことにも繋がります。

★もう一つ忘れてはならないのが“たんぱく質“を毎食摂ること!

たんぱく質は筋肉に関わらず、血管、血液などの材料になります。冬になると気温が下がるので鍋などが食べたくなりますが、これも牛、豚、鷄、豆腐などのたんぱく源に、

ネギ、にら、ニンニクなど身体を温める具材を使えば、さらに身体を温めることになるので最適だと思います。

まとめ

★冷え性とは?!

末端部(足先、手先)などが、冷たくなる症状のことを冷え性と呼んでいる。主な原因は血行不良が考えられている。筋肉を使うことにより血流が促進されることが多い。

★男性より女性が圧倒的に多い!

女性が大半を占める。その理由としてはホルモン分泌の違いによる筋肉量の差。または、血圧が低血圧の方が女性に多いことも理由の一つに挙げられる。

★対処法と運動法とは!?

まずは筋肉運動は有効となる。また、入浴等も身体を温めることになるので取り入れるべきである。運動法としては、脚の筋肉を使うことをメインに行うと、血流循環、代謝アップ、エネルギー発生という相乗効果が期待される。

★たんぱく質の摂取も冷え性には効果的!

筋肉だけでは無く、血管、血液の材料になるたんぱく質は必須。また、身体を温める具材を豊富に摂れる鍋等も食生活に取り入れることも大切なこととなる。

ご拝読ありがとうございました🙇‍♀️

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柔軟性があるとは何なのか?(お薦めのPNFストレッチング、筋膜リリースとは)

よく柔軟性があるとか、無いとか、会話の中で話されているのを聞いたりしたことあると思います。

この柔軟性の“柔“とは、やわらかい、やわらかと言う意味を示し、軟と言うのもやわらかいと言う意味ですから、その言葉通りに身体の柔らかさの能力を表すことです。

★柔軟性は、関節可動域とその範囲内で筋肉と腱がどれだけ伸びるかによるもの!

(わしゃあ、昔から固いんよね・・・)

この関節可動域(ROM: Range of motionの略)とは静的柔軟性と呼ばれ、各関節が傷害などが発生しないで活動(運動)することが出来る範囲を言い、

その可動範囲内で、筋肉と腱(筋肉と骨をつなぐ)がどれだけ伸びるかが、柔軟性として表わされています。(動的柔軟性)

★関節可動域(静的柔軟性)には、先天的な要素が大きく、一長一短がある!

○良い点

よく昔から、身体が柔らかいという方は、開脚が難なく出来たり、肩関節回りも可動域がやたらと動く方がいらっしゃいますが、これは持って生まれた能力でもあると言えます。

それにより、スポーツに於ける不意の転倒やアクシデントで、持っている可動域を越えるために、発生する傷害を防ぐことが出来ることは非常に利点です。

また、関節可動域が広い場合には、投げる動作一つにしても腕の移動距離が長く、その分遠くに引けるので加速度が加わり、速球や遠くに投げられ、

また、演技審査で評価されるフィギュアスケート、体操などには有利に働く作用になりやすいと言えるのです。

○悪い点

関節可動域には、一応の尺度となる角度があり、それをかなり超えるくらいの柔軟性がある場合には、逆に言うと関節が不安定とも言えますので、それにより痛めることも見受けられます。

また、各種スポーツ動作での動きも、関節可動域が広すぎて、無駄に動き過ぎる場合もあり、一定のフォームが定まりにくい側面もあります。

★筋肉と腱が伸びる(動的柔軟性)にはストレッチが有効!?

可動域を広げるには、筋肉や筋膜、腱などを対象にストレッチングを行うことは有効です。

先程申した通り、関節可動域には先天的な条件があり、広い方、狭い方は当然存在されます。

(柔らかい方は元々苦も無く出来るんじゃね)

つまり、狭い方は関節の構造に於いて無理な制限が掛かるので、可動域を広げるといっても過剰にストレッチを行い過ぎると、

怪我に繋がることもあるということを頭の中に入れておく必要があります💦

★短時間に効果が出るPNFストレッチングとは!

このPNFストレッチングというのは、筋肉内、または腱に存在する筋紡錘、腱紡錘という固有受容性感覚器に刺激を与え、それで起こる反射機能を使い、筋肉や腱を緩めるというものです。

これはパートナーストレッチと言われる、他の方の手技によって行う方が、効果がはっきり表れやすく、管理人もお客様のパーソナルトレーニングの時によく用いています

(このペアじゃあ、ないんじゃがのう😰)笑
ハムストリングスのPNFストレッチング例

ハムストリングスを収縮させ(黄色の矢印方向の力)、それをパートナーが5秒程度受け止める(白い矢印方向の力で対抗し止める)

その後、反射機能により弛緩したハムストリングスを伸ばすと、ご覧の通りに可動域が広がる(黄色矢印)

簡単に言うと、伸ばしたい筋肉に収縮(縮む)を起こさせ(5秒程度)その後に表れる反射機能(緩む)を利用して、徒手でストレッチするのです。

これは非常に効果が表れますので、是非一度お試しください!

★筋膜リリースを是非取り入れてください!

筋肉の回りには、筋膜と言って薄い膜が存在いたします。

これをご説明すると、皮膚と筋肉の間に位置する膜のことです。これは外側から“筋外膜“、筋を構成する筋線維を束ねるようにある“筋周膜“、単体の筋線維を覆う筋内膜の3つに分けられます。

この膜が癒着することによって、筋肉に次第に悪影響(痛み、コリ等)を与え、次第に筋肉の柔軟性を失うことになるのです。

この筋膜の癒着を取り除くことを“筋膜リリース“と呼んでいます。

そこで、管理人もいつも使用しているのが、トリガーポイントフォームローラーです!

この器具を使うと、筋膜リリースを簡単に行えます。持ち運びを出来るため、試合会場やホテルの室内でいつも使用しています。

是非、皆様もお試しくださいませ!

まとめ

★柔軟性は静的柔軟性と動的柔軟性に分けられる!

関節可動域(静的柔軟性)と筋肉と腱がどこまで伸びるのか(動的柔軟性)の2つに分けられる。関節可動域は先天的な要素に影響され、後天的に訓練により、動的柔軟性を改善することが、柔軟性を高める鍵となる。

★短時間に効果が表れる“PNFストレッチング“を取り入れる!

普通にストレッチするより、固有受容性感覚器に予め適切な刺激を与えることで、筋肉、腱を緩めて、短時間にストレッチ効果を引き出せる。パートナーに行ってもらうのがより一層効果的です!

★筋膜リリースにより、柔軟性を高めよう!

皮膚下にある筋膜にフォームローラー等を使用し、簡単に筋膜はがしを行える。これは他の方の手を借りなくても、各自が場所を選ばす行えるのが利点。ウォーキングアップ、クーリングダウン、疲労回復に管理人も愛用中。

ご拝読ありがとうございました🙇‍♀️


背中が曲がってきた時の対処法とは?!

Q: お尋ねいたします。最近母(68歳)の背中が曲がってきたように感じます。自宅で出来る対処法とかありますでしょうか? ご教示お願いします。

A: お問い合わせありがとうございます。さて、お母様の背中が曲がってきたと言うことですが、これは加齢にしたがって、姿勢が前屈みになっていくのはよく見受けられる傾向です。

分かりました。それらの原因と対処法を考察してみたいと思います。

☆曲がっていく原因3選

原因その① ★椎間板の変形によるもの

  (ピンクの部位が椎間板)

加齢により、中年(40代以降)になると椎間板(骨と骨の間にある軟骨)がつぶれたり、変形することにより、背骨の変形が見受けられて姿勢が前屈みになっていく。

原因その② ★骨粗鬆症による圧迫骨折の疑いあり

女性によく見受けられるのが、閉経後にホルモン分泌の変化により、骨粗鬆症などによる圧迫骨折等によるものもある。

原因その③ ★加齢により抗重力筋の衰え

骨はあくまでも身体の土台で、筋肉が重力に逆らって筋力を発揮することで立つことが出来る。つまり、身体の姿勢を保つには筋肉(体幹部※背筋、腹筋等)の支えが不可欠となる。

★なぜ、前屈みになるのか?(後弯になる)

背骨というのは、身体の側面(真横)から見ると背骨はS字状になっています。

首(頚椎・前弯 ※前側に曲がる)、胸(胸椎・後弯 ※後側に曲がる)、腰(腰椎・前弯)になっているのですが、

(頚椎は前弯、胸椎は後弯、腰椎は前弯)

腰が曲がってくるのは、腰椎部が本来なら前弯の所が後弯になり、背中が曲がってくるのは、胸椎の後弯がさらに強い後弯になってしまうのです。

この後弯に傾く原因としては、日常の姿勢が主に影響を与えていると言われています。

つまり、若い方ではスマホ、パソコンを常に見たり、中・高齢者層では新聞、読書、または料理、家事なども、すべての動作のほとんどは前屈みの姿勢になっていますよね・・

★自宅で出来る対処法とは!?

背中が曲がる、腰が曲がるというのは先程も言った通り、普段からの日常生活での姿勢が大切です。

つまり、いきなり朝起きたら曲がっていたという突発性のものでは無く、積み重ね、積み重ねという“習慣“から来ていることが主なんです。

残念なことですが、一度曲がってしまった背中を戻すことは難しいと言えます。

でも、進行を遅らせたり、さらに酷くならないようにすることは、適切な筋力トレーニングを実践したり、普段から危機感を持ち、気をつけることによって可能だと思います。

●自宅で出来る対処法 その①

★後ろ手に腕を組む!

 (普段から両手を腰辺りで組む)

これを気がついた時に行うと、胸の筋肉のストレッチにもなり、姿勢も真っ直ぐになり、身体に良い姿勢を覚え込ませます。

管理人も時間が空いた時とか、ゴルフで次打を待つ間などには、結構これを行います。

姿勢が良くなると、上半身(肩回り)の血流も良くなるので、二次的に肩こりや五十肩などにも有効だと思われます。

これは、一日何回とか決めずに、気がついた時とかに行ってください。

●自宅で出来る対処法 その②

★寝具を見直す!

先程、椎骨の後弯が原因の一つであるとしましたが、これを睡眠時にも軽減させるならマットレスは柔らかいよりも、硬めの方が適しているということです。

仰向けに寝た場合、柔らかいマットだと背中の椎骨が沈み込むので、後弯が強くなることになりますが、硬めだとそれを少しでも阻止することになるのです。

また、枕は低め、もしくは無い方が適していると思われますが、これは個人個人の好みや嗜好もございますので、無理にはお薦めいたしません。

これらの2つの実践は、どこでも出来ますし、寝具は多少なりの見直しや投資も必要かと思いますが、あくまでもご参考としてお考えくださいませ。

まとめ

★曲がっていく原因3選

①椎間板の変形によるもの ②骨粗鬆症による圧迫骨折の疑い ③抗重力筋群の衰え 等が挙げられる。

★椎骨のS字が後弯に傾いていく

腰が曲がってくるのは、腰椎部が本来なら前弯の所が後弯になり、背中が曲がってくるのは、胸椎の後弯がさらに強い後弯になってしまうのです。

★自宅で出来る対処法とは!

両手の腰辺りで組む。胸部のストレッチになり、肩回りの血行が促進される。また、寝具はマットレスは硬めの方が後弯が少しでも阻止出来る。枕も低めか無い方が有効だが、個人の嗜好があるので、ご参考までに。

ご拝読ありがとうございました🙇‍♀️


筋肉の持つ重要な働き 5選をお伝えいたします!

Q: お尋ねいたします。筋肉が付けば体の見た目が良くなるという以外に、他にはどんな影響があるのでしょうか? 教えてください。

A: ご質問ありがとうございます。分かりました。筋肉が持つ重要な役目(役割)を分かりやすくご説明したいと思います。

前々回の管理人のオリジナルトレーニング動画がアップされて無く、ご迷惑をお掛けしたことをお詫びいたします。(現在観覧可能になりました🙇‍♀️)

◎筋肉の主な効能5選とは!?

❶エネルギーを作り出す!

筋肉は見た目だけでは無く、エネルギーを消費する役割をしています。食べることによるエネルギーの摂取を摂取カロリーと呼び、身体が消費するカロリーのことを消費カロリーと言っています。

これは、摂取カロリーがプラスの日常生活を過ごしていれば、身体は肥る方向に傾き、消費カロリーがプラスの場合には、痩せる方向になるのです。

筋肉は寝ていても、休んでいる間にも、多くのエネルギーを消費しています。

つまり、筋肉を日々刺激しないで筋肉が減少していくと、基礎代謝(熱の発生量)が低下し、エネルギーを消費しない方向に傾いていきますので、これに食べる量が多ければ、肥満傾向に進んでいくのです。

よくリバウンドと言う言葉を聞いたことがあると思いますが、過度なダイエットにより体脂肪では無く、

筋肉を無くしてしまった場合には、基礎代謝も下がってしまうので、生活を以前に戻すと体重が跳ね上がってしまうことを言うのです。

 (武士は食わねど高楊枝・・)笑

❷筋力を発揮し、様々な身体活動を行う!

元々、身体は多数の骨格で形成されてますが、立ったり、座ったり、歩いたり出来るのは、すべて筋肉が力を発揮することにより成り立っています!

すなわち、筋肉が力を発揮出来なくなるとスポーツはおろか、日常的に当たり前のように出来ていた身体活動(立つ、歩く等)さえ困難になってくるのです💦

❸内蔵などの身体の組織を守る!

身体には様々な部位がありますが、腹部などは骨格が無く、格闘技やコンタクトスポーツ、または不慮の事故などの衝撃から、内臓などを守る役割が筋肉にはあります。

ご覧の通り、腹部の前面には骨は存在しない

また、内臓だけでは無く、肩回りや胸部、背部、大腿部などの骨、関節等を守る役割も筋肉は果たしています。

   エネゴリ君・・? 笑

❹血液など身体の末端までの循環を促す!

心臓部から脚の末端部まで、血液は押し出され、身体中をこま無く循環します。筋肉は内圧(固く収縮すると)が高まると、血液は押し出され、逆に筋肉が緩む(弛緩)と筋中に血液や体液などか流れ込みます

つまり、筋肉の収縮や弛緩を行うことにより、血液等は身体の各組織を循環することになり、よく言われる“血流“が良いという状態は、筋肉の働きによるのです。

❺見た目の変化によるモチベーションアップ!

クリームソーダとコーヒー運ぶのに筋肉いるんかいのう?・・ 「そりゃ、いるやんけ」 笑

トレーニングをして、身体が逞しく変わってくると間違いなくテンションが上がります。それにより気持ちが前向きになったり、ポジティブな行動に変わることもあり、筋肉がその方の人生にも好影響を与えることがあるのです!

まとめ

★筋肉はエネルギーを使い、熱を発生させる!

筋肉はエネルギーを消費するので、筋肉が減少すると消費するカロリーも減るため、次第に太りやすい状態に傾く。よく言う中年肥りというのは食べるエネルギーに、消費するエネルギーが追いつかないことが主な原因となる。

★身体の様々な身体活動には筋肉は必須!

骨だけでは、人は立ったり、歩いたり、座ることも出来ない。あくまでも筋肉の発揮する力により身体活動は成り立っているので、筋肉を減少させることは、当たり前のように出来ていた日常生活が困難にもなり得ることめある。

★内臓など身体の各部位などを守る!

不慮の事故やコンタクトスポーツなど、各衝撃から身体の内部を守る役割をする。特に高齢者になると転倒やバランス感覚の低下により、寝たきりの危険性が高まるので、普段よりトレーニングによる“貯筋(ちょきん)に励む。

※お金を貯めるのは貯金、筋肉を貯めるのは貯筋 笑

投資に成功すれば金の成る木はありますが、筋肉はお金では買えない 笑

★血流など身体の循環を機能させる!

筋肉の収縮、弛緩を繰り返すことにより、血液はポンプ作用により、全身の血流を促進させる。特に下腿部のふくらはぎは第二の心臓と言われるように、血液を循環させるのに大切な働きをする。

★身体の見た目の変化により前向きになる!

誰もがある程度、身体の見た目に自信が持てるようになると、鏡に映った姿で気持ちが前向きになったり、行動がポジティブになることもある。勿論、見た目だけで無く、体力がある方ほど活動的になり、メンタルの打ち沈みが少ない。

ご拝読ありがとうございました🙇‍♀️


上半身を逞しくするには必ず脚を鍛えよう!効能3選とは!



 男性の目指す身体として、上半身のバルクアップ(筋肉量アップ)を求められている方は沢山おられると思います。

そこで、上半身の目立つ部位として胸部、肩部、背部などを重点的に鍛えるべく、トレーニングメニューを組まれている方も多いかと思いますが、それは確かに間違った考えではありません。

しかしながら、上半身の発達だけを目指し、その部位の種目に励むことだけをやっていると、いずれ頭打ちになることが起こってしまいます。

そんな時は、上半身のトレーニングだけを行うのでは無く、全身をバランス良く鍛えることを一考されることをお薦めいたします。



つまり、上半身の筋群を発達させたければ、下半身のトレーニングも必ず取り入れるべきです。

 (今日も乳酸でてまっせ)笑

何故なら、下半身のトレーニングには筋肉を発達させる沢山の効能が潜んでいるからです。

では、下半身のトレーニングが上半身の発達に影響を与える理由を3選をご説明いたします!



★①全身の血流が促進されること!

下半身のトレーニングを行うと、心臓から最も遠い部位が脚となるわけですから、心臓から排出された血液が下半身の末端まで届き、

それを再度、下半身の筋肉の働き(収縮、弛緩)により上半身まで戻す訳です。

また、下半身のトレーニングはどれも辛いため、心拍数も必然的に上がります。(ハアハアと息が上がる)このような状態になると全身の血液の循環はさらに促進されるのです。

(ゴルフスイングのテンポはたかなし さらっと笑)

つまり、下半身のトレーニングをしっかり行うことで、上半身の発達させたい部位にも血流が促進される訳ですから、

筋肉の発達に必要な各種栄養素は、血液、すなわち血流によって運ばれる訳ですから、上半身の筋発達にも大きな効能があると推測されるのです。



★②筋肉の発達に必要なホルモン分泌は、下半身のトレーニングで促進される!

筋肉の発達には、成長ホルモン、性ホルモンなどホルモンの働きが必要となります。

このホルモン分泌を筋トレにて促進させるには大筋群を刺激することです。

(美味そうなホルモンやのう)違うちゅうの笑

身体の中でも特に大筋群と言われている(大腿部(太もも)臀部(お尻))が筋肉量の一番、二番というように下半身の筋群となります。

私の実体験ですが、20代の頃、米軍基地に配属されている屈強な軍人とトレーニングをしていた時期がありました。

(こんなあがのう、自前カセット持って来て、今でもMCハマーの曲出てきたら筋肉痛思いだすけえね笑

メニューは軍人が決めるのですが、スクワット、レッグプレスなど、下半身をメインにしたコンパウンド種目(沢山の筋群を動員させる)が中心でした・・💦(※勿論、上半身の種目もありましたが)

まあ、キツいのなんのって笑

(どないしてん、脚が棒やんけ)笑

高重量でインターバルは短く、次々とこなしていくメニューは、終わったら自分の脚では無いくらいパンパンでしたね😰

でも、これをこなしていく内に、凄い変化を実感したのです!

下半身の筋群は勿論のことですが、それに連れ上半身の筋肉が非常に発達するのを感じたのです!

(上半身がめっちゃ大きくなって来たけえのお)

すなわち、下半身のトレーニングをしっかりと実践することで、筋発達に必要な各種ホルモン分泌が促進し、上半身の発達にも有益な影響を与えるということです。



★③下半身のトレーニングには体力、メンタルにも影響を与える!

先程も言った通り、下半身のトレーニングはもの凄くキツいんです💦

しかし、体力は間違い無く向上いたします。体力が向上するということはスタミナ(持久力等)もアップするのですから、トレーニング強度も高いレベルでこなせるようになります。

トレーニングボリュームと言われる(負荷×セット数×反復回数)が高いレベルになるほど効果が表れやすいのです。

これは高負荷、低負荷に限らず、トレーニングは総運動量が結果を出すには必要なことですから、体力がアップすることは全身の筋発達に影響を与えます。

また、メンタル面の強化にも影響を与えます。

私も過去に部活等で、ベースランニング、坂道ダッシュ、階段登り、個人ノック、空気椅子等、苦しい練習の数々は、すべて下半身のメニューでした笑

(ばんえい競馬の厩舎の皆様、馬さんにはいいもの食べさせてつかあさいや。ほんまにキツいと思うけえ)

つまり、苦しかったけれどもそれらを乗り越えて来た経験は、メンタル面の強化にはなっていたと実感できます。(勿論、強制では無いことは必要ですが)



まとめ

★下半身のトレーニングは全身の血流を促進させる!

心臓から一番遠い、脚の筋肉を使うことは、血液を身体の中心部に戻すことにもなるので、全身の血流が促進される。栄養素は血液と共に各部位に運ばれるので、その結果、上半身の筋群にも好影響を与えることになる。

★下半身のトレーニングはホルモン分泌にも影響を与える

大筋群と言われる大腿部、臀筋は下半身のトレーニングにより刺激出来る。その部位を鍛えることにより、筋発達に必要な成長ホルモン、性ホルモンの分泌に影響を与え、それは上半身の筋群にも好影響をもらたす。

★下半身のトレーニングは、体力アップ(スタミナ等)、メンタル面の強化も!

下半身を鍛えることは、体力アップが見込まれ、それにより各部位のトレーニングボリュームが向上することにより、結果(効果)が表れやすくなります。また、メンタル面の強化も二次的効果として見込まれます。

ご拝読ありがとうございました🙇‍♀️