小児期は“真っ暗”な部屋で寝させなければならない理由とは!?

 身体の発育が見込まれる“小児期“には、成長促進を考え、親御様はより良い環境を提供する必要があります。

  冬の暖かい布団の中は極楽じゃ🤗

なぜなら、子供様は自分の身体の成長に最適な環境とか分かりませんし、そんな知識も無いのが当たり前だからです。

例えば、身長に代表される各種身体機能は、その時期にしか著しく発達しない期間があります。

よう寝るし、食べるけえ、大きくなるんよ 笑

その中でも、成長に影響を与える一つに“睡眠”というものが存在します。

よく”寝る子は育つ“という諺があるように、睡眠の良し悪しは、身体の発育に多大な影響を与えることは間違いありません。

その中で、身体を成長させるには“真っ暗“な部屋で寝させることが大切であるというものがあります。

そこで今回は、なぜ真っ暗な環境で寝る必要があるのかをご説明いたします!

★眼の網膜は光に反応する!

眼の奥に存在する“網膜“というのは、眼の中に入って来る光を刺激として受取り、脳の視神経に伝える働きをしています。

この網膜は、眼をつむっていても光を感知する機能もあるため、睡眠中に光を感じると睡眠中にも関わらず無駄に反応してしまいます。

 目も睡眠の質も悪くなりますけえのう・・

つまり網膜の働きは、光を感じなくなると脳内の松果体(しょうかたい)という器官から、睡眠ホルモンと呼ばれている“メラトニン“というホルモンを分泌させて睡眠に誘導するのです。

このメラトニンは、松果体でトリプトファン(アミノ酸)によって体内で合成されます。

メラトニンの働きは、この睡眠促進、抗酸化作用、うつ症状等の軽減などが主な作用ですが、睡眠中に光を感じると、このメラトニンの分泌が低下し、睡眠のレベルが低下してしまいます。

    はよ、寝んさいや 笑

また睡眠レベルが下がると、抗酸化作用という働きも低下してしてしまうので、脳内の働きが悪くなることにより、

子供様の場合には、睡眠の質が低下する→疲労が残る→脳の働きが低下(学校での授業への悪影響)するという脳の酸化も危惧されているのです。

★成長ホルモンの分泌にも影響を与える!?

また、睡眠のレベルが低下することにより、子供にとって重要な成長ホルモンの分泌にも悪影響を与えます。

この成長ホルモンは主に睡眠中に分泌され、身体機能の発達に影響を与えます。つまり、子供様の成長には必ず必要なものになります。

「おたく、背たかいね」「ええ、2mあります」笑

また、これは大人になっても大事なことで、しっかりと睡眠を取ると疲労回復効果も高まることも言われているのです。

つまり、網膜は少しの光でも反応してしまうので、特に小児期には部屋の灯はすべて消すことが必要なのです。

★なるべく真っ暗な方がベストである!

子供の時に、真っ暗だと怖いという理由で、電灯を点けて寝せている親御様もいらっしゃいますが、これも止めた方がいいと思います。

なぜなら、先程も言った通り網膜が光を感知して、睡眠レベルが低下するからです。

どうしても嫌がる場合は、寝静まってからでもすべて消灯すべきです。

また、大人でも夜勤などで昼間に睡眠を取らなければならない方でも、なるべく部屋は暗くして、外の光が入って来ないようにする工夫をした方がいいと思います。

まとめ

★眼の網膜は光に反応する!

網膜は光に感知し、脳の視神経に伝える働きをする。光は眼をつむっていても感知するので、正常な睡眠を阻害することになる。そのため睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌が妨げられるため、身体の成長や脳の機能にも悪影響を与えることにもなる。

★睡眠の質の低下は、成長ホルモンにも影響を与える!

睡眠が不完全だと、身体の成長ホルモン分泌にも影響が出ることが起こり得る。子供様でも大人でも網膜に光が感知されない環境下で、睡眠を取ることは、身体の発達や疲労回復にも欠かせないことを認識する。

★真っ暗がベストだが、厳しい場合には工夫が必要となる!

子供様が怖がる場合には、寝静まるまで待ってから電灯を消すことも必要。また、夜勤などで昼間に就寝する際には、遮光カーテン等なども活用することにより、身体のリカバリーを図ることも一考すべきである。

ご拝読ありがとうございました🙇‍♀️

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