練習ラウンドではスコアを付けない理由とは!?



 

目指せ!3年でスクラッチプレーヤーに!

競技ゴルフをやっている方は、試合会場が各連盟様から発表されて、大会前に事前に下見を兼ねてコースを回ることを練習ラウンド、略して“練ラン“と呼んでいます。

その練ランの目的は、試合で良いパフォーマンスを発揮するために、そのコースをいかに攻略する最善策を見つけるのが主目的になります。

ところが、選手間でよく耳にする会話は「練習ラウンドを◯◯で回った」というスコアに関することなんです・・🫢

んっ、ゴルフちゃうやん?マレットゴルフやん

勿論、スコアをつけることも必要かと思いますが、私の場合、実際にやることが多くて、ホールアウト(ホールで最後までカップに入れる)することは殆ど無く、本番に対しての下準備に時間を割くのです。

えっ、これもゴルフちゃうねん💦グラウンドゴルフでっせ😵



やることの概要は以下の通りです。

1、ティーショットの落下地点の確認

2、高低差のチェック

3、グリーン回りのチェック

4、グリーンの形状、予想カップにてベストポジションの確認 等です。

これを順に説明していきます。



1、ティーショットの落下地点の確認

ボールの予想落下地点に、ハザード(ラフ、バンカー、池、OB)などがある場合、そこを回避するための最適なクラブを決めていきます。

普通に打てば、間違いなく越えていくのか?、越さない場合にはどのクラブだと届かないとか、次打に残す距離を計算し、その距離が残るクラブ選択をチョイスするとか、一番最初に打つクラブを、様々な状況を想定して決めていくのです。



2、高低差のチェック

この高低差というのは、ゴルフ場とは真っ平らのコースはあまり存在せず(◯◯平野などの地形のコースだと存在する)上り下りの傾斜があるコースが一般的です。

つまり、ここから狙いまで何ヤード上り、下りというのを距離測定器を使い、高低差を測っていくのです。

距離測定器はゴルフ上達には必須アイテム!

管理人も使用する信頼のNikon!

手ブレ補正、液晶表示も赤字で表示されるため、使い易さは間違いありません❗️

勿論、コースによっては、細かく測ってあるコースガイドがあり、一冊3000円程度で販売されていますが、

そのガイドを置いて無いコースもありますので、その場合には距離測定器を使い、測量をするのです。(この作業に結構時間を取られる💦)

(数字の上に(−5)とか書いてあるのは、その地点からグリーン手前まで、5ヤードの下りという意味)

但し、今は直線距離なら、試合中も距離測定器の使用が可能ですから(試合によっては使用不可あり)前に比べると相当楽になりました🤗

なんでやねん、パークゴルフやんけ!いつになったらゴルフ出るんけ 笑



3、グリーン回りのチェック

勿論、人間ですからどんなに上級者でもミスショットはあります。グリーンというカップ(穴)が開いている場所に、一度で乗せられると良いのですが、乗せられないことも多々あります・・😰

そんな時に、絶対に次打で寄らないって位置が存在するんです・・

(このポーズを見ると、俺たちひょうきん族の懺悔コーナーを思い出すのだが・・年代ヤバいね 笑)

奇跡的なアプローチショットが出れば、寄るかも知れませんが、出来るだけそのミスを帳消しにし易い、外しても寄せられる可能性が高い、良い場所をチェックするのです。

このカップの位置なら外すならここ!とか、事前に出来るだけイージーに寄せられる場合(当たり)を見つけておくのです。(四色ボールペンにてポイントを色分けする)

(同じ色の×は行ってはいけない箇所。◯は外しても良い箇所)
   (敏腕キャディ様)

そうすると、グリーンを狙うショットの時に(寄れば最高、外してもあそこ!)って少し保険を掛けつつ、スコアを乱さない戦略が出来るわけなんです。



4、グリーンの形状、予想カップにてベストポジションの確認 

さて、いよいよここからが大切です!

よくパットイズマネーという、ゴルフの格言がありますが、本当に勝負(勝ち負け)を分けるのは、グリーン場でのパットの出来です!

管理人の場合でも、勝った試合は(これ、入っちゃうの💦🤗)という、10m以上の(寄ればOK)って、打った距離のパットが入ったりしてるんです・・(勝つには運も間違いなくある。)

勿論、入れごろ外しごろと言われる、2〜5m位の距離のパットもかなりの確率で入っています💪

このように、パットって一番重要な要素なんですが、その転がすグリーンの傾斜、速さ、芝目を、練ランでチェックすることが求められます。

(分析、解析、研究は本当に大事じゃけいね)

何故なら、パットは下りより絶対に上りを残す方が有利ですし、精神的なストレスも軽減されるからです。

そこで、グリーンの傾斜や芝目を判断した上でグリーンに4〜5箇所の想定カップ位置を決め、そのカップだとしたら(どの位置がベスト!)をエリアで示すのです。

その5箇所は真ん中、左右の奥目、左右の手前目です。

(ガイドが無い場合には、自作で行うので時間が掛かり、ホールアウト出来ない理由の一つなんです💦)

試合前には、ピンプレースメントシートと言って、18ホールのカップの位置が書いてある紙が配られますから、

ショットの前に、そのシートとガイドを見ながら、決めた場合に狙いを定め(もし、ミスしても外してもOKの位置にいけばいいな)って、思いながら打っていくのです。

(1番ホール。グリーンの縦距離31Y。手前から16Y、左端から8ヤードと表示されている)

以上、試合で想定される状況を事前に知るべくために練ランがあるので、そこでのスコアなんて付ける暇もありませんし、頭にも無いわけです。

あくまでも、興味があるのは試合のスコア(結果)で、練習ラウンドは下準備をしっかり行うことで、試合を有利に運べる要素になるための、準備をしっかりやるということをいつも考えています。



まとめ

★練習ラウンドはデータ収集に集中する!

練ランでは、上記の4つをメインにコースをしっかりと下見する。なるべくミスをした時を想定しながら、ポイントを限定していくことがスコアメイクの鍵を握ることになる。

★試合を有利に進めるために戦略を考える!

あくまでも、試合で好スコアを出すことが競技ゴルファーの大前提ですから、練習ラウンドではスコアを気にするよりも、起こるべく事態に備えることが重要。

ご拝読ありがとうございました🙇‍♀️