2024年05月10日一覧

加齢と共に身体が硬くなるのは“酸素“が原因!?

歳を取ってくると、思うように身体が動かなくなって来ることを実感できるようになってきます。。

これは加齢により、様々な身体の機能が低下するのは致し方ないことではあるのですが、実はこの身体がスムーズに動かなくなる一因に“酸素“が関わっていることはあまり知られていません。。

今回のブログでは、このお話しをしてみたいと思います。

★人の身体も機械や器具と同じ!

よく、長いこと使っていない機械や器具を動かすと異音がして、動きがスムーズでないことがありますよね。

これは、ある部品や部分を一定期間動かさないでいることで、“錆“とかが出ていたりすることが考えられます。

実はこの錆ですが、大気中の酸素による“酸化“されたことにより発生するのです。

人間もこれと同じようなメカニズムになります。人は酸素を取り込まないと生きていけません。

しかしながら、酸素を取り込むということは先程の機械と同様に酸化され、様々な不具合を生じさせることになるのです。

★酸素は良薬にも毒にもなる!?

人体に酸素を取り込むと、身体に吸収され、ミトコンドリアによって酸化され、二酸化炭素と水に排出されます。

しかし、その中の一部は太陽の紫外線や身体のストレス等に反応し、やがて“活性酸素“に変わっていきます。

この活性酸素は良い働き(免疫や細胞伝達物資等)もあるのですが、一部は細胞を破壊し、疾患(がんや生活習慣病)の原因と言われています。

その悪い働きを抑えるために“抗酸化作用“というものがあります。よくビタミンA.C.Eが抗酸化ビタミンと呼ばれたり、ポリフェノールなども抗酸化に有効だと聞いたことがあるのではないでしょうか?

この抗酸化作用のバランスが崩れる(活性酸素の産生が抗酸化作用を上回る)と酸化ストレスになってしまうのです。

★活性酸素が靭帯や関節包を硬化させる!

また、靭帯(骨と骨を繋ぐ)や関節部には、関節に良い作用をする栄養素で有名な“コラーゲン“や柔軟性に関与する“エラスチン“があるのですが、

このコラーゲンやエラスチンが加齢による酸化ストレスの蓄積により、産生量が低下し、結果的に関節等が硬化してしまう一因になるのです。

また、冒頭のように機械も使わないことにより、動きにくくなるように、身体も動かさないと関節などは硬化していきます。

つまり、人が生きていく上で酸素は必ず必要なものなのですが、その一部は酸化され活性酸素が発生し、コラーゲンやエラスチンといった柔軟性を保つ物資の産生を低下させ、なおかつ定期的に動かさないことにより、靭帯や関節包が硬化していくことになるのです。

それを防ぐためには、定期的に身体を動かしたり、ストレッチなども取り入れるながら、抗酸化成分を摂取することも必要となるわけなんです。

ご拝読ありがとうございました🙇

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