気温の上昇と共に、発汗の季節になってきましたね!さて、夏場の発汗時の飲み物として皆様方は何を思い浮かべられるでしょうか!?
この頭の中に浮かぶ一つに“スポーツドリンク“ というものがあるのではないでしょうか!?
★熱中症予防のためのドリンクとして!?

確かに、スポーツドリンク(以下スポドリ)には塩分、カルシウム、カリウム、マグネシウムなど発汗時に体外に排出されるミネラル分を含むため、身体に必要な成分を素早く補給することができます。
しかしながら、このスポドリ類に含まれる成分中で一番多いものは砂糖、果糖ぶどう糖液糖などで、これらは胃で消化されることは無く、すぐに小腸にて吸収され、血液中のブドウ糖が急上昇するので、血糖値スパイクという状態を引き起こすのです。
この血糖値が上昇すると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、このブドウ糖をグリコーゲンという形に変え、筋肉と肝臓に取り込まれるのですが、ここに貯められるのは100g〜200gと言われており、余った貯蔵されない分は脂肪細胞に溜め込まれるのです。
つまり、人は普通朝、昼、晩と3回食事を摂取し、その食事に糖質が含まれていたらその都度血糖値が上昇し、インスリンが分泌されます。
只、それならまだしもなのですが、太る方というのはそれ以外に間食で甘いものを食べたり、水代わりにスポドリ(流行りのエナジードリンク等も)を飲んでいたら、その都度無駄に血糖値を上げることになり、太る原因や挙げ句は糖尿病発症のリスクも高めてしまうのです。

夏場の発汗は熱中症予防の意味もあり、命の危険性もありますからスポドリを上手く活用し、普段は日本には麦茶という素晴らしいお茶やミネラルウォーターなどもありますから、それらを常用しつつ、発汗がひどい場合や緊急時には経口補水液などを活用することをお勧めいたします。
ご拝読ありがとうございました🙇