夜中に尿意を感じるのは下肢の筋力の衰えから!?

 よく睡眠中に尿意を頻繁に感じ、度々起きて眠い目をこすりながら、トイレに行く方って中・高齢者様に多いのではないでしょうか?!

今回のこのブログでは、夜間尿について筋肉面からの関連性を述べたいと思います。

★立位等だと水分は下肢に集まる!?

人は昼間に活動している時には、普通は立位などの姿勢が多いですよね。(勿論、座って仕事の方もいらっしゃいますが)

只、立位にしても座位にしても、心臓より下肢の方が低い位置になるため、身体の水分などは下肢に滞ってしまいやすくなります。(※水は高い位置から低い位置に流れる)

但し、立位で歩くことが出来ると静脈の機能により、下肢に溜まった水分(血液等)を上肢に戻すことは可能ですが、座りっぱなしであったり、筋肉の衰えて来たシニアの方はそれが出来にくいのです。

★うっ滞(うったい)とは!?

うっ滞とは、血液等が静脈内に停滞している状態のことを言います。つまり、下肢に流れ込んだ水分(血液)を、筋肉の力などで上肢に戻すことが理想なのです。

★寝ると尿が作られやすくなる!?

寝るために布団に横になると、頭部、体幹、下肢が水平レベルになるために、血液は腎臓に流れやすくなり、そこで生成された尿は膀胱へ流れ混んで尿となるため、睡眠中に尿が作られやすくなるのです。

★夜間尿を軽減するには、下肢の筋肉を増やすこと!

夜間に排尿に行くと睡眠に障害も発生しますし、高齢者には精神的にも大変な苦痛となります。

先程も言いましたが、下肢の皮下に血液が溜まったり、うっ滞を防ぐ方法の一つに“筋肉を増やす“ことです。

この筋肉による収縮機能により、うっ滞する血液を心臓に戻す力を増やすのです!

よく“ふくらはぎ“が第二の心臓と呼ばれるのはこんな意味もあります!

是非、今年は夜間尿に悩む方は下半身の筋肉に目を向けてはいかがでしょうか!

まとめ

★立位だと下肢に水分が集まりやすい!

よく言われる“むくみ“なども血管から漏れた水分(体液等)が皮下に溜まることです。つまり、水分は高い位置から低い位置に流れることは自然ということです。

★夜中に尿が作られるのは腎臓に集まるから!

下肢にうっ滞した血液は、寝ると身体は水平に保たれるので、均等に集まりことにより腎臓にも流れ込みます。それにより尿は作られるため、夜間に尿意を感じるようになるのです。

★下肢に筋肉をつけて、うっ滞を防ぐこと!

下半身の筋肉を増やすことにより、下肢に無駄に溜まらせないことが夜間尿を防ぐ鍵となる。ふくらはぎが第二の心臓と呼ばれるのは、そんな理由もあるのです。

ご拝読ありがとうございました🙇

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