Q: ご質問します。高2で野球部に所属しています。冬の間の練習内容はほぼ筋トレ中心ですが、3月からは全く無くなり、野球の技術練習に切り替わります。冬の間に高めた筋トレ効果は維持できるのでしょうか?
A: ご質問ありがとうございます。このご質問内容は運動系の部活では、ほとんど当てはまることだと思いますので、これをご説明していきたいと思います。
●冬限定の部活筋トレの理由3選とは!
❶冬だけ筋トレを行う理由① 目前に試合が無いこと!
これは管理人が子供の頃、嫌、もっと昔から冬場は筋トレメニューが中心になることは、運動部では普通に行われていました・・
その理由は、まずは目前に試合が無いことです・・
冬はオフシーズンになりますから、目前に公式戦という目標としている試合がありません。つまり、技術や戦術より体力優先ということに目が向いてしまうのです。
でも、これは悪いことではありません。体力があっての技術の修得ですから、冬場に筋トレとか体力をアップさせる練習を行うことは間違っては無いんです!
但しです。日本の部活の場合、筋トレに目を向けるのは冬だけでシーズン前からシーズン中は、もっぱら技術、試合中心になり、筋トレは一気に影を潜めます・・?
これが一番の問題点なのです。
❷冬だけ筋トレを行う理由② 試合に標準を合わすと技術中心になる!
3月くらいになると、少しづつ日照時間も伸びてきて、練習時間が取れるようになります。
そうなると、試合も近づいてきますし、練習時間が確保できるため、どうして技術、戦術などの方を重要視してしまうのは自然の流れです。
逆に冬はすぐに日が暮れてしまうので、時間的にも、気持ち的にも技術よりも筋トレをしよう!と指導者もなるのだと思います。
但し、せっかく春以降になると日照時間が確保でき、時間が出来るのですから、技術組と筋トレ組を効果的に組み合わせることが出来るとも言えますよね。
それができる指導者は、次の理由のことも頭にある優れた方だと言えるのです。
❸冬だけに筋トレを行う理由③ 高めた筋力を維持できなくなる!
せっかく高めた筋力でも、筋トレを全く止めてしまうと、どんなに若くても維持することは難しくなってしまいます・・
まあ、技術的な運動でも、筋肉にはある程度負荷は掛かりますが、筋トレの負荷のような強い負荷は掛かりませんから、定期的に与えないと筋力は低下してしまうのです・・
ですから、冬場に高めた筋力は3月下旬から4月頃まではギリギリ維持出来ますが、夏前から夏場のシーズン真っ只中には、冬に高めた筋力を落として試合に出ることになるのです。
つまり、一年を通してある程度コンスタントに継続しなければ、冬の間に高めた筋力を維持、向上させることは難しいのです💦
これが多分、今も続いている運動部活の習慣と言ってもいいと思います。
だとすると、部活でやらなくなるのをカバーするのは、各自の自主練習が求められるのです。
プロの世界では、シーズン中でも筋トレとかを普通に継続しています。
そうしないと、成長も見込めないですし、維持することも出来なくなるからです。
まとめ
★目前に試合が無い!
ウィンタースポーツ以外は、冬になるとシーズンオフになり、試合はまだ先の話しになります。つまり、戦術より体力作りに目が向くのは決して間違ってはいません。但し、冬だけの限定では少し的が外れていることは否めません。
★試合の結果だけを求めれば、必然的に技術、戦術に傾く!?
試合が近づけば、当然勝つことが重視される。そこで技術、戦術的な練習が主になるんですが、体力や筋力は続けてこそ、維持、向上することを考えれば、シーズン中でも何らかの形で継続することがベスト。
★体力、筋力は継続しなけば次第に低下していく!
冬に高めた筋力を夏場でも発揮させるには、負荷を継続的に与えることが必須。ですから、部活で筋トレが無くなっても、個人的に継続することが出来るなら、それが重要なことだと思います。
ご拝読ありがとうございました🙇♀️
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