柔よく剛を制す!

第102回全米プロゴルフ選手権は日系アメリカ人のコリン・モリカワ選手が初優勝を飾りました!

モリカワ選手は昨年プロデビューし、プロとして初出場となった4大メジャーにいきなり優勝!

理想的にタイトル獲得という訳です!

この理想的と言うのは、なるべく早くタイトルを獲らないと苦節とか悲願になってしまい、変な力みやプレッシャーを本人も周りも掛けてしまうので、年々厳しくなってくるということなのです。

日本のエースM選手が今そんな感じになりつつあります。思い起こせば3年前の全米プロで勝っていたなら、今は全然違った戦績になっている気がします。

また、モリカワ選手は175cm.72kgと発表されていますが、体格的には日本選手とさほど変わりません。

しかし、今主流の大男、バルクアップした化け物を目指すのではなく、今大会はフェアウェイキープ率1位、パット1位、アプローチは米シーズン第2位と正確なショット、巧みな小技でメジャーチャンピオンに昇り積めました!

これが正しく日本選手の目指す道!柔よく剛を制すを地でいった感じです。お化けにならなくても自分の長所を磨き、極めればメジャーに勝てるということを実証してくれたモリカワ選手は若い日本選手のお手本と言っていいと思います。

また、メンタル面でも8歳から師事したコーチから「自惚れないで、静かに自信を持ってプレーすること」を実践し、プレー中も寡黙で表情は変わりません。

しかしながら現在のM選手は、ミスした後や不甲斐ないプレー後のインタビューの表情には明らかに、自分の感情を悟られるような雰囲気が出ています。これはチャンスを生かし切れなかった自分への歯痒さ、イライラ、また上記のコーチの言葉を実践したら、もっと表情にも余裕が出来れば、元々の実力はあるのですから優勝にも届くと思います。頑張って貰いたいです!

モリカワ選手は23歳の若さで、こんなメンタルの強さ、化け物に置いていかれようと自分の長所を最大限に生かしながら、勝ち切った彼を賞賛したいと思います!!

元世界アマチュアランク1位、爽やかな笑顔や受け応え(テークバックも似てる)これは“ある二人“に共通したものが私には感じられました。

拓(金谷拓実君)と直煕(関藤直煕君)です!

これを彼らが目指してくれたら、日本人初のメジャー制覇は二人のどちらかがやってくれるかも知れません。

まだ、誰も成し遂げてない日本人のメジャー制覇!

拓は来年の全英オープンはプロとなっての初出場ですし、直煕もアジアツアーでランキング上げて、メジャー出場権を獲得したら、面白いかと思っています!

どちらにしても、目指すは一刻も早く勝つってことと化け物に対抗するには化け物を目指すのではなく、化け物よりも勝っている正確性、世界ナンバーワンショートゲーマーを目指すことが、夢を叶えることだと思いますね!

彼がメジャーに挑戦するのを早くみたいものです!