実力があると言われるけど、勝てないのはなぜですか?

Q: 柔道をやっています。周りの方から「力はあるのに、後一歩足らない」とか言われます。確かに惜しい所まで行っても優勝することが出来ません。なぜ勝てないのでしょうか?

A:お問い合わせありがとうございます。そうですね。中々お答えは一つに絞れることでは無いですが、今まで若い選手を見て来て、感じていることをお話ししてみたいと思います。

★上手い選手と強い選手は違う!?

何の競技でも、常に上位に入る選手は実力(力とも言う※筋力の力とは違う)があるのですから、普段の力が発揮することができれば、普通に上位に入って来れます。

しかし、強い選手はその中で“勝ち切る“ことが出来る選手です!

 (普通にやれば、俺は勝てるけんね💪)

何回出ても勝てない・・、何回かに一回は勝つ!っていう差が出てくるのが、この違いになるわけです。

では、なぜ?勝てる、勝てないの差が出てくるのでしょうか?

①普段の力が、いざとなったら出し切れない!

   (出が悪いな・・)笑

上位に入る力はあるのですから、勝つにはもう一歩だと思いますが、それは普段の実力が発揮出来る前提です。

つまり、試合になると身体が硬くなってしまったり、気持ちも追い込まれるような思考(ネガティブ思考)になってしまう選手は、本来の実力の何%しか発揮出来なくなるのですから勝つことは難しくなってしまいます・・

    (負ける気がする・・)

逆に言うと、勝つ選手は自分に自信があるため、普通にやれば負けない!っていう余裕や、それこそ攻める思考(プラス思考)になれることが出来るため、

いざ勝負になったら、精神的な優位の差が勝敗を分けることになるのかも知れません。

勿論、勝負事ですから、常に調子の良い時期ばかりでは無く、幾らプラス思考でも多少調子が上がらない時もありますが、決してやる前から負けることは考えず、ベストを尽くして勝とうとする気持ちが強い選手の特徴です!

つまり、怖さに勝って攻める気持ちがなければ人を制することは出来ません

②勝っている成功体験が、競り合った時に差となる!

勝てない選手は、惜しい所まて行くけど勝ち切れないパターンが続きます。けど、勝っている選手は過去の成功体験があるため、心の奥底に(俺は勝つ!)という自信めいた思考があるものです。

 (私は無敵!負けるはずが無い!)

つまり、その壁を破れば気持ちの上で優位に立てる何かが備わるのだと思います。

だから、何がなんでもそれを突破する(勝つ)覚悟がいるのです!

③壁を破るには、自分を超える練習に取り組む姿勢が必要!

管理人が思うには、練習は殆どの競技に携わっている選手が行っていますが、強くなる選手ってストイックさが頭抜けています。

(一度決めたら嵐でも何でもやるけんね!)

つまり、練習に入ったら目つき、顔つきが変わるくらい、強い選手は取り組む姿になるということです!

だから、指導者は練習態度を見ただけで、その選手の成績が予想出来ます!これはその選手が(勝ちたい!)(負けたくない!)(優勝する!)っていう本気の想いが態度に現れるのだと思います。

最後は、最初に言った通りに自信やプラス思考の選手が勝つ可能性が高まるので、それを心の底から思えるようになるのが本気の練習です!

練習は厳しく、試合は天に運を任せながら、積極的に攻めることが出来る選手が強い選手になれる資質なのでは無いでしょうか!

まとめ

★上手い選手は上位に行くが、強い選手で無いと勝てない!

勿論、両者ともに力はある。しかしながら勝つには普段通りの実力が発揮出来る精神力が求められる。プラス思考であり、なおかつ負けを恐れない攻める気持ちを持つ必要がある。

★自分の殻を破った成功体験が生きる!

自分との葛藤に打ち勝ち、勝利を手にした選手はその勝ち方が身につく。それも何回も複数回勝った者ほど、自信というコーティングが上塗りされ、強固なものになっていく。

★練習で泣き、試合で笑う!

気持ちが入った練習を行ってこそ、いざとなった時の自信に繋がる。(これだけやったんだから負けるはずが無い!)って、心の底から思えるよう質、量共に充実した練習を望む!

ご拝読ありがとうございました🙇‍♀️

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