3月も下旬に近づき、気温も上がってきました!
そろそろ薄着になっていく時期になると、気になるのはボディラインですね!
そこで、体脂肪を燃やす運動というと“有酸素運動“が挙げられます。
ウォーキングやジョギング、自転車等、様々な運動が存在しますが、この有酸素運動の認識の一つに“長時間“(前は20分以上)しないと脂肪が燃えないということが、以前から語られていました・・
果たして、それくらいの時間行わないと脂肪は燃焼出来ないのでしょうか!?
今回は、そのことを取り上げてご説明したいと思います。
★20分しなくても、脂肪はエネルギーとして使われている!
基本、身体活動には必ずエネルギーが必要になります。そこで、たちまち素早くエネルギーに変わるのが糖質(ぶどう糖等)です。
すなわち、運動開始の初期には糖質が主にエネルギーとして供給されるため、脂肪は後回しになるイメージがあり、ある程度の時間が経過しないと燃えないというイメージがあるのだと思います。
ですが、これは誤解で、身体活動の最初からでも、脂肪はエネルギーに変わっているのです。
★脂肪燃焼をお肉に例えると!?
皆様は焼肉はお好きですか?笑
まあ、好きな方と嫌いな方、またどちらでも無い方に分かれると思うのですが、焼肉屋さんに行かれた時には、好みの肉の部位を注文すると思います。
よくあるロースとかカルビとかタンとか!
この時、結構高価な肉ほど霜降りと呼ばれる赤身の中に極上の脂が載っているものがあります。
実は、人の筋肉(筋線維)にも脂肪が含まれていて、この脂は先程言った通りに、身体活動をすると早い段階でエネルギーに変わっていくことになるのです。
しかしながら、多くの皆様が気にされるのはお腹回りや背中、脚などに多く見られる皮下脂肪だと思います。
この皮下脂肪は、中々頑固で、エネルギーに簡単に変換出来ないので、これを分解させるのには、ある程度時間(10分以上)が掛かるため、20分という時間が出てきたわけなんです。
ですから、20分くらい行わないと“脂肪“はエネルギーとして使われないというのは、これらから考えると間違った認識になる訳です。
★頑固な皮下脂肪を燃焼させるには!?
リラックスしている時には、自律神経の副交感神経が優位に働きますが、一般的に運動を行うと交感神経が活性化されます。
この交感神経の働きにより、アドレナリン等のホルモンが分泌され、脂肪が分解されていく過程を辿るのですが、
ここで、脂肪酸とグリセロールというものに分解、血中に放出されてエネルギーとして使われるようになっていきます。
先程ご説明した通り、皮下脂肪がエネルギーに変わるのは、このような経路を辿るため、ある程度の時間(10分〜20分程度)が必要なるので、
“皮下脂肪をターゲット“に落としたい場合には、有酸素運動は長めの時間が有効だということになるのです。
でも、腹回りの皮下脂肪を落とそうとして、体力の無い方がいきなり20分!と言われても、きついと感じる方も多くいらっしゃいます💦
そんな方には、続けられる時間だけ運動して、疲れたら休み(休憩)ながら、また回復してきたら再度運動を行えばいいと思います。
それでも、脂肪は燃焼してくれます!
つまり、皮下脂肪を落とそうとして、20分以上有酸素運動を行うことは有効かつ、効果も現れることになりますが、
体力の無い方は、出来る範囲でこまめでも大丈夫ですから、自分の体力に合わせて行われても全く問題ないということです。
是非、運動を開始してくださいませ!
まとめ
★運動開始初期でも、脂肪はエネルギーに変換されている!
主にエネルギーに供給されるのは糖質ですが、脂肪も最初からエネルギーとして使われている。つまり、20分以上行わなければ脂肪はエネルギーに変換され無いとことは誤認識となる。
★なぜ?20分という時間が出たのか!?
人の筋肉(筋線維)には脂も含まれている。つまり、最初はこの脂がエネルギーとして使われて、その後に皮下脂肪らが分解過程(10〜20分)を辿ってくるため20分しないと脂肪が燃焼しないという認識になったと考えられる。
★頑固な皮下脂肪を燃焼させるには!?
勿論、落としにくい皮下脂肪を燃焼させるには、運動の時間は長い方が有効である。しかし、休み休みでも脂肪はエネルギーに変換されるので、体力の無い方でも辛くなったら、休息を入れ、細切れでも大丈夫ですから運動を継続することで、ボディラインは変化を見せて来る!
ご拝読ありがとうございました🙇♀️
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