Q: この間のことなんですが、ある高校生様からこのような疑問を頂きました。(ご本人様には、直接口頭で私の考えをお伝えしましたが、許可も得て、他にもこのような疑問を持たれている、若い方のご参考になればという思いです)
さて、私ごとで恐縮いたしますが、若い頃の仕事に対する考えは仕事=生活=お金でした💦
いきなりお金って? 思われるかも知れませんが、私が社会人となり、一本立ちして、一人で暮らし始めた時に痛感したことは、
家賃、光熱費、各種支払い等、また食費、娯楽費など様々な支払いが発生し、お金が羽根が生えているかのように飛んでいった実体験がございました😰(全く無駄使いして無いのに、貰う給料が・・)
また、結婚をすると妻との生活、時間が経つと子供達の養育費等、ありとあらゆるお金が必要になります。
ですので、それを支払うためには仕事をして、その対価として報酬を受け取っていたわけです。
それは、今も昔もその辺りは一緒だったのですが、歳を重ねると、その考え方にある変化を感じてきたことがありました。
今、私は顧客様の運動プログラムやそれに伴うご指導、また栄養素(食べ物)に関するアドバイスをして、顧客様の身体の様々なご希望にサポートすることが主な仕事内容です。
これは、この職業を選んだ30年前とあまり変わらないのですが、一つだけ変わってきた感情があるのです。
それが感謝です。
最近、私よりも歳上の顧客様の方々から「いつもありがとうございます」、「いつもご指導いただいているお陰様です」、「いつも親切にしていただいて感謝しています」とか、本当にもったいないようなお言葉を戴く機会があるんです🙇♀️
こちらの方が、断然感謝なんですが💦🙇♀️
人は歳を重ねると、自分の衰えとか若い時にはなんてこと無いことが、結構難しくなっていることに気づき始めます・・
(私だって、本当に昔とは違う・・ということをつくづく感じます😰)
そう実感するようになると、そんな自分を助けてくれる、支えてくれる行為や言葉を掛けられると、本当に心から感謝する気持ちになってきたんです🙇♀️
話を高校生のご質問に戻しますと、(仕事は何のためにするのか?)という問いに私は、
「私も昔はとにかく仕事をして、生活するためにお金をもらっていたけれど、今の考えは違って、“仕事は他の方に感謝されることをしてあげて、その方が感謝して頂いたお陰様にて報酬を戴き、生活をさせて頂いている感覚“になったんよね」と・・
これを言い換えると、若い頃に一番気にするお金は、他の方々に感謝されることをしっかりとすれば、後は付いてくるということだと感じてます。
若い頃には全く無かった考えです。
数ヶ月前、若いプロゴルファーの方に「プロってプレーを見せることが、一番大切ですよね?」って質問されたことがあった時、
「ゴルフが強くなって、そのプレーを見せるだけではなく、見に来てくださったギャラリー様が参考になるプレーや、また、時間が許す限り気持ち良くサインをしてあげるとか、
スポンサー様などに対し、プロアマ戦等でも、只回るだけでは無く、それぞれの参加者様に来て良かった、というような感謝されるようなアドバイスとかをすることが、大切なんじゃないかな」と答えたこともありました。
つまり、感謝されることを第一に考え、自分は何で他の方に感謝されることが出来るのかを見つけるのかが、仕事選びだと感じてます。
それが人のお世話をし、感謝される職業もありますし、人のご相談に乗ったり、解決のアドバイスをする職業もありますし、このゴールデンウィークでも多くの方々の移動を目的地まで、安全に送り届ける職業もあると思います。
利用された方は、感謝されるわけですから、すべての仕事はそのために行なっていると言っても過言では無いと思います。
まだ、高校生です。進学することも、職業訓練することも、社会に出ることも出来ますが、人に感謝されることを頭に入れ、頑張ってもらいたいものですね❗️
ご拝読ありがとうございました🙇♀️