Q: 将来、パーソナルトレーナーとして活動してみたいと思っています。トレーナーとしてのトレーニングの知識はもちろんですが、他に必要な資質って何かありますでしょうか?
A: ご質問ありがとうございます。
そうですね。おっしゃる通りに、顧客様の多種に渡るご希望に応えなければなりませんので、トレーニングの知識は必要だと思いますが、逆に言うと知識を知っているということは、
トレーナー側が指導する、教えるっていう一方的な感じになりがちで、一つ間違えると上から目線とは言いませんが、何かそんな感じがしませんか?
1、必ず個別のプログラミングをご提供する。(トレーナーの自身の考えを押し付けない)
(俺はこれで実績を出したから、これをやりなさい!)(私がそうして来たから、あなたもそれをしなさい!)ということが起こってくる可能性があります。
しかし、人間100名いれば百人百様。
筋肉、関節、体質、食習慣、生活習慣、どれをとってもみんな違うのです💦
そう考えると、一人一人に合わせて百様のオリジナルの処方が必要になるのですから、トレーナー自身がやってきたことがすべて正しい!という考え方は絶対に避けなければなりません。
それをご提供出来ることが、ご質問の中にある知識だと思います。
2、お互いに教えて貰う気持ちを持つこと。(与え、与えて貰うこと)
私はトレーニング指導者ですが、それぞれの顧客様のお仕事も多種多様です。
ということは、私が未だに知らない様々な分野のプロの方々ですから、その道のノウハウや運営法、またご苦労も知られている訳です。
こんな貴重な時間はありません🙇♀️
私は、常にお互いに教えて頂いているという感覚を持つようにしています。
私もまだまだ未熟ですから、色々なことを高めたい、上達したいって日々思っています。だから顧客様のお話しは非常に勉強になります。
そんな会話を短いインターバルの中で行いつつ、トレーニングの結果を出されるように励ましたり、また、今後のトレーニングの道筋も、それらによって変わってくる場合もあります。
最初はダイエット目的で頑張れていた方が、結果を達成され、さらには仕事のストレス解消をメインにされて、継続されている方もいらっしゃいます。
つまり、顧客様に感心を持ち、その会話の中で今、何を求めてらっしゃるのかを常に聞き耳を持ち、お互いに高めていけるような気持ちになれることが大切だと感じています。
決して一方通行ではいけないと思っています。
3、人は必ず人の手を借りないと成り立たない。
また、人は必ず人の手を借りなければ成り立たないというのは、これは年齢を重ねる度に実感することです。
例えば、病気になったとします。
一般の方は医学の知識もありませんし、病院に行き、医師の方に治療方針を教えてもらうわけです。
自分の仕事は長年やっていれば、ある程度知ることは出来ますが、他分野は全く分かりません😰
ですから、分からないことは自分で調べるより、歳をとると他の方に聞いた方がいいってなるんです💦(多分、加齢と共に横着になるんだとw)
でも、人に頼るって大事なことなんです!
人生でつまずいた時、人の助言一つで力を貰い、立ち直る方もいらっしゃいます。
この世の中は、人に助けてもらうことを恥だと思っている方もおられますが、決してそんなことはありません。
人は誰かに頼ることも、教えてもらうことも、助けて貰うことも、すべてはそれが無いと成り立たないということです。
人の手を借りれるなら借りた方がいいと最近つくづく感じます。
ですから、頼られて来た顧客様に真摯に向き合って、手助けすることを喜びと感じる方がトレーナーとして一番の資質だと思っています。
まとめ
1、自分の考えを押し付けず、百人百様の対応が出来ること。
2、知識を与え、与えてもらうこと。
3、人は必ず人の手を借りなければ成り立たない。頼って来られる顧客様をサポート出来ることを喜びと感じること。
日々、沢山の方々とお会いして、お互いに刺激や成果を喜べることを幸せだと感じたいですね🤗
ご参考になれば幸いでございます🙇♀️